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「英語教育」8月号、本日発売です [掲載]

過日もお伝えいたしました「英語教育」8月号が
本日発売となりました。26ページに掲載されております。
「Mr.&Mrs.柴原の放送通訳が伝術する時事英語知識のアップデート術」
と題する記事です。よろしかったらご一読いただければ幸いです。

英語教育 2019年 08 月号 [雑誌]

英語教育 2019年 08 月号 [雑誌]

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 大修館書店
  • 発売日: 2019/07/13
  • メディア: 雑誌



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ジオラマ [英語]

人間の思い込みというのは不思議なものですよね。
たとえばよくある例として「完璧」の「璧」と
「壁」を同じだと思っていた、とか
瓜と爪が混同してしまう、などです。
思い込みと言いますか、単に間違いやすいということでも
あるのでしょう。

最近私が再発見したのは「ジオラマ」という単語。
私の中でもずっとgeoramaだと思っていました。
「ジオ」という音であればgeoに違いないと信じていたのです。
geography(地理)のgeoとpanorama(パノラマ)のramaが
組み合わさっていると思っていました。

ところが先日、AFN米軍放送を聞いていたところ、
イベント情報の告知でアナウンサーが「ダイオラーマ」と
言っていたのですね。確かアニメか何かのイベントだったと思います。

ラジオのスピーカーから「ダイオラーマ」と聞こえた瞬間、
「ええっ?私がgeoramaと信じて止まなかったあの単語は
本来dioramaだったの?」と思ったわけです。

ということで、早速調べました。

この語が誕生したのは1823年。もとはフランス語で
dia-(横切って、離れて)と(pan)oramaが組み合わさった語
なのだそうです。うーん、パノラマの部分はあながち間違いでは
なかったのですが。

それにしても19世紀初頭に生まれた語というのは、
言語学的に見たら新しい方なのでしょうね。

さらに気になったので、電子辞書のワイルドカード検索で
「-orama」を入れたところ、結構ヒットしました。たとえば
busorama、cyclorama、myrioramaなどです。

と、ここに来てオドロキが。dioramaの他に、確かにgeoramaという
単語もあるのです。あらら、ややこしい~。
georamaは「大円球の内側面に自然界の景色を描いて
中心部から眺めるように仕組んだ一種のパノラマ」(新英和大辞典)
だそうです。よろしければこちらをどうぞ:

https://www.researchgate.net/figure/Illustration-of-Delangards-Georama-the-illustrator-has-translated-French-place-names_fig3_292945062
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