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The Wall Street Journal [英語]

放送通訳現場ではインターネットのニュースサイトもずいぶん
参照します。日本語の新聞だけでなく、海外の新聞、テレビ局、
通信社のサイトなど色々なところをチェックしています。

海外も日本同様、紙新聞の購読者が減りつつあるようです。
日本の場合、発行部数は2009年から2018年の間で
19.8%も減少しています。雑誌は32.6%減っているとのこと。
紙媒体が大変な状況であることがわかります。

https://www.sankeibiz.jp/business/news/181228/prl1812281815078-n1.htm

一方、アメリカのThe Wall Street Journal(WSJ)はいち早く
デジタルサイトを有料化したメディアの一つです。
しかも有料化を成功させたことで知られています。
かつてネット上のニュースはどこも無料とみなされて
いましたが、お金を払ってでも信頼できる記事を
読みたいという人々に支持されているのがWSJです。

かつて英語の勉強に励んでいた学生時代、私は都内の
洋書店で英字新聞を買ったことがあります。
それがWSJでした。細かい活字で文章も難解。
それでも何とか背伸びして英語力を上げたいと思い、
手に入れたのでした。

WSJの特徴は、記者の名前の横に顔写真風のイラストが
出ていることです。昔の日本の新聞では記者名が出ることは
ありませんでしたので、きちんと記者の名前とともに
お顔がわかる紙面であることが私には新鮮に映りましたね。

その一例はこちら:

https://www.wsj.com/articles/oberlins-44-million-mistake-11561589414?mod=hp_opin_pos3

Daniel Henninger記者の名前とともに白黒のイラスト風の
お顔が表示されています。
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yogurt [英語]

英語の勉強をしていると、たとえよく知っている単語であれ
その語源が気になります。私にとっては宝探しのような
感じです。

たとえば先日のこと。行きつけのカフェでヨーグルトを
頂きました。食べながらふと思ったのが、
「ヨーグルトってどういう語源?」という疑問です。

調べたところ、昔のトルコ語から来ているのだそうです。
yogurmakという単語で、意味は「攪拌する」です。
これがやがて英語のyogurtとなりました。

ちなみにスペルはyogurt、yoghurtおよびyoghourtがあります。
yoghourtはあまり目にしませんが、辞書にはちゃんと
出ていましたね。なお、英語の発音は要注意。
yoを強く読みます。

さらに気になったので、ヨーグルトがいつ日本に入ってきたのか
調べたところ、とても興味深い説明を見つけました。

https://www.nipponham.co.jp/okusama/graduate/handmade/index13.html

中でも面白かったのが、「ヨーグルト」の名称を
商標登録したのが石鹸メーカーであったという記述です。
しかも1914年ですから、遥か昔のことですよね。

上記サイトに出ている「安愚楽鍋」という本のことも
今回初めて知りました。昔の人々の生活を垣間見ることができる
絵がたくさんあります。
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「すぐ使える英語表現」更新のお知らせ [掲載]

第202回はget the lowdown on ... です。

https://www.hicareer.jp/inter/housou/15653.html

どうぞよろしくお願いいたします。
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オモシロpub names [英語]

日ごろ出講している大学の図書館では、ありがたいことに
雑誌のバックナンバーを借りることができます。
目下のお気に入りはThe EconomistとThe Spectator。
いずれもイギリスで発行されている総合誌です。
全ての記事に目を通すのはなかなか大変ですので、
あくまでも興味を抱いた文章のみじっくり読むという
感じです。

一方、念入りにチェックするのは芸術欄です。
新刊書籍、アート書評など読んでいると知的好奇心が
満たされます。

The Spectatorの5月18日号ではパブの店名に関する
記事がありました。

それを読むと、イギリスには実に多くのパブ名があることに
気づかされます。ちなみに店名をきちんと看板で
掲げるように命じたのは14世紀の国王・リチャード2世でした。
本文に出てくる単語もパブにちなんだものが目立ちます。
たとえばpublicanは「パブの主人」、beeryは「ビールの」
などです。

なお、パブ名は一度決めたら変えることは出来ないそうです。
よくイギリスを旅行した際、パブに立ち寄ると
"under new management"などの表示を目にしたことがあります。
経営者が変わっても店名は変わらないというのは
こういうことなのですね。

この記事には面白いエピソードも出ていました。
たとえば、店名に文学関連の名前がついているのは案外少なく、
せいぜいサウサンプトンのThe Hobbitや、イギリス北部Tebay村の
The Barnaby Rudge(ディケンズの小説「バーナビー・ラッジ」より)
ぐらいだとか。珍しいものでは、北部ニューカッスル近郊にある
Dr. Syntaxというパブ。シンタックスは「統語論」という意味です。

他にもいろいろありました。かっこ内は場所名です。リンクは
私の方で調べたものです:

最古のパブ:Bingley Arms (Bardsey)西暦900年代から

最高地点:Tan Hill Inn (Yorkshire Dales) 標高1732フィート

最低地点:Admiral Wells (Peterborough) 海抜マイナス9フィート

最遠隔:The Old Forge (Knoydart) フェリーで7マイル
http://www.theoldforge.co.uk/?utm_source=tripadvisor&utm_medium=referral

最大規模:Royal Victoria Pavillion (Ramsgate) 座席数だけで800!

最小規模:The Little Prince (Margate) 座席数6
https://www.bbc.com/news/uk-england-36986911

最長名:The Old Thirteenth Cheshire Astley Volunteer Rifleman
Corps Inn (Stalybridge)
https://www.stalybridgecorrespondent.co.uk/2017/10/25/new-home-to-show-off-rescued-record-breaking-longest-pub-sign/

いやはや、他にもオモシロ話題が満載の記事でした!!
https://www.spectator.co.uk/2019/05/how-do-britains-pubs-get-their-names/
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少し先の話ですが [掲載]

大修館書店の月刊誌「英語教育」8月号に
寄稿いたしました。「放送通訳が伝授する
時事英語知識のアップデート術」という記事です。
発売日はまだま~~だ先の7月13日なのですが、
楽天ブックスではすでに掲載されていました。

https://books.rakuten.co.jp/rb/15963195/

宣伝めいて恐縮ですが、シェアということで・・・!
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好奇心 [日々の暮らし]

先日出張で大阪へ出かけました。帰路、新幹線に
乗っていた際、ふと疑問が浮かびました。

東海道新幹線で一番傾きがあるのはどの辺り?

カーブになると車体が斜めになりますよね。
その角度が一番きついのはどこなのかしらと
気になったのです。

調べてみたところ、他の新幹線と比べて東海道新幹線は
急カーブが多いのだそうです。とりわけ急カーブなのは
熱海駅付近だとか。知りませんでした!

こうなると今度東海道新幹線に乗ったときには
熱海駅近辺で注目したくなります。

もう一つ、出張中に抱いた「なぜ?」は
「朝食バイキング」について。

なぜビジネスホテルの多くが朝食バイキングを実施しているかです。
効率や費用、人件費など色々あるのでしょう。
ネットで調べる前に自分なりにあれこれと推測してみるのも
楽しいものです。

最後に、岐阜羽島近くで面白い建物を見かけました。
あっという間に過ぎてしまったのですが、かろうじて見えたのが
Panasonicの文字。調べたところ、以下の記事がありました。

https://toyokeizai.net/articles/-/146197

旧三洋電機の太陽光発電施設だそうです。

新幹線から見える窓の外はワンダーランドです。
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一日一つ、何か新しいことを [日々の暮らし]

自己啓発書などを読んでいると、一日一回、何か
ワクワクすることや新しいことをするとよい
という記述を目にすることがあります。
頭ではわかっているのですが、本格的に新しいことを
するのは何かとエネルギーを要しますよね。

けれども、そこまで深く考えなくても実は
シンプルにできるのだと気づきました。

たとえば私が最近こだわっているのは
「違う道を通る」ということ。

徒歩であれ運転中であれ自転車に乗っているのであれ、
普段とは異なるルートをあえて通ってみるのです。

「あれ?こんなところにアジサイが」

「へ~、ここの家はわんちゃんを飼っていたのね」

「ついこの間までお店があったのに、いつの間にか閉店していた」

などなど、発見があります。

他に「新しいこと」という点では、「カフェでいつもとは
違うドリンクを注文する」「普段なら食べないメニューに
してみる」といったこともできます。

先日、とあるカフェチェーン店でのこと。同じアイスコーヒーでも
少し手間のかかったタイプをオーダーしたところ、
実に美味!しかもカウンターから受け取ってテーブルに
置いてみると、グラスの上澄みの部分が少し泡のように
なっており、そこからグラスの下の方に向けてまるで砂時計のように
動いているのがわかります。神秘的でしたね。

このような感じで、日常生活において「わぁ、楽しい!」
ということがあると、がぜん嬉しくなります。

これからも色々とトライしてみるつもりです。
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NHK「世界へ発信!ニュースで英語術」掲載のお知らせ [掲載]

2019年6月25日放送分の翻訳・解説を担当いたしました。
タイトルは「香港 容疑者引き渡し条例を事実上撤廃」です。
どうぞよろしくお願いいたします。

https://www.nhk.or.jp/snsenglish/news/n190625.html

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「通訳者のひよこたちへ」更新のお知らせ [掲載]

「通訳者のひよこたちへ」第401回がアップされました。
タイトルは『語彙の増やし方』、
書籍紹介では「鑑賞のためのキリスト教美術事典」
(早坂優子著、視覚デザイン研究所、2011年)を取り上げました。

https://www.hicareer.jp/inter/hiyoko/15656.html

お時間がございましたらご一読いただければ幸いです。

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復原 [日々の暮らし]

先日、東京駅でたまたまもらったチラシに「復原」ということばが
書かれていました。東京駅の建築について説明したパンフレットです。

「復原」という語はあまり普段目にしません。
「復元」の方が馴染みがありますよね。

気になったので調べてみました。

広辞苑で「ふくげん」と入れると、どちらの漢字も出てきます。
意味は「もとにかえること。また、もとの位置や状態にもどすこと」
と出ています。

電子辞書では今一つ違いがわかりません。このようなときは
ネットです。Googleで「復元 復原 違い」と入れると
出てきました。

https://www.nabunken.go.jp/nabunkenblog/2017/01/tanken156.html

上記の奈良文化財研究所によると、文化財の世界では以下のように
定義しているそうです。

復元:「遺跡で発掘される建物の痕跡(遺構)から、上部構造を考えること」

復原:「文化財建造物の修理の際に用いる言葉」

なるほど。それで東京駅の場合は「復原」なのですね。

なお、和英辞典で「ふくげん」を入力すると
restoration, restitution, reconstructionなどが出てきます。

東京駅の復原についてはこちらもどうぞ:

https://www.kajima.co.jp/tech/tokyo_station/index-j.html

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