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「柴原早苗先生のワンランクアップの英語表現」第121回 [掲載]

今回は「口に関連した英語表現」です。

http://blog.issnet.co.jp/?cid=12&PHPSESSID=l7plbgfjv8d4dhi4vb765ohma6

どうぞよろしくお願いいたします。

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embargo [英語]

先日、読者の方から語源に関するコメントをいただきました。
ありがとうございます。もとの記事は2015年11月19日に
アップした「語源の楽しみ」です。

https://sanaeshibahara.blog.so-net.ne.jp/2015-11-18

ここでご紹介したのはembargoという単語です。
embargoのbarは英語で「~するのを妨げる」という
意味を有します。

電子辞書に搭載されている大型事典、たとえば
リーダーズやランダムハウスなどにはほぼすべての
単語の語源が出ています。embargo自体は
もともとスペイン語から来た語で、スペイン語のembargarは
「逮捕する」という意味です。
それが17世紀ごろにembargoという英語になったようです。

一方、「ジーニアス英和大辞典」には
「em-(~の中に)+bargo(バリケードを築く)」
という解説もありました。

ところでGoogleでembargo word origin etymologyと入力して
検索したところ、トップに出てきたのは
Google自体の単語検索結果でした。英語で説明が
なされているのですが、「翻訳とその他の定義」を
クリックすると「『embargo』の使用状況の推移」という
チャートもあります。面白いですねえ。

この単語使用頻度チャートには
1800年から2010年まで年代が出ています。
embargoの使用頻度で一番折れ線グラフの山が高いのは1940年代。
40年代と言えば、世界全体で戦争が繰り広げられていた
時期です。軍事衝突だけではなく、様々な
禁輸措置があったことを伺わせるものです。

・・・さらに気になったので、tariffも同様に
調べてみました。やはり使用頻度が高かったのは1940年代です。

目下、私にとって気になるのは米中貿易戦争や米国第一主義、
保護主義貿易などです。過去の教訓を得たうえで平和的な
解決に結び付けばと願います。単語の使用頻度から
世界史を垣間見ることができます。
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