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どう頑張っても [日々の暮らし]

日常生活においての「悩み」というのは、2種類に分けられると思います。

(1)「自分の力で何とかなるもの」

(2)「どれほど頑張ってもどうにもならないもの」

です。

(1)の場合、自分なりに工夫すれば突破口が見いだせます。
たとえば「時間不足で家事が追い付かない」という悩みであれば、
「ロボット家電に買い換えてみる」「プロに外注する」という具合で
解決できます。

しかし(2)の場合、どれだけ自分が努力したところで、
状況が改善できないこともあるのです。

「定員枠のある奨学金に応募したものの、
自分の力不足で受給対象にならない」などはその一例です。
自分なりに頑張ってはみたものの、さらに上の実力者がいて
合格できないという場合、仕方がないと言えるのですね。
次のチャンスにかける、あるいは別の奨学金を探すという工夫が
求められるでしょう。

最近私自身、「どう頑張ってもどうにもならない」と感じさせられることがあります。
それは「図書館の本」です。

出講先の大学図書館にはたくさんの本が開架式で並んでいます。
私はその書棚を眺めるのが本当に好きなのですが、
本の背表紙を見つつ、ふと思ってしまうのです。

どう頑張っても、この図書館内の本をすべて読み切ることはできず、
このまま一生を終えてしまうのだなあ、と。

棚に並ぶ本の書名は私にとってどれも魅力的です。

「フランスの憲法判例」
「天文学者たちの江戸時代」
「日本経済の変容」

などなど、多様なジャンルの本があることに改めて気づかされます。

棚の間を歩いていると、「この本、面白いよ~」
「こっちこっち、これも読んで~」という具合に、
本たちが私に訴えかけてきているように思えてしまうのですね。

どれほど頑張っても、読み切れないのはわかっています。
でも少しでも多く読めればという思いは強く抱いています。

さあ、いよいよ夏休み。今年はなるべく多分野の本に注目しつつ、
たくさんの本から色々なことを学びたいと思っています。
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