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漢字のお話~続き [日々の暮らし]

昨日のブログで常用漢字について書きました。
例の「はっ水加工」という語は「撥水加工」でしたよね。
なぜ私があの表記に違和感を抱いたのか、さらに考えてみたところ、
「漢字の1文字目が平仮名だったこと」が個人的に
気になったのでした。

もしこれが「撥すい加工」であれば、まだ想像しやすいように
思うのです(私だけかもしれませんが)。
うまく説明できないのですが、冒頭の1文字目をせめて
漢字にしてくれれば、スッと解釈しやすいという感覚なのですね。

うーん、なぜなのでしょう?通訳という仕事柄?
そんな風にも思えてきます。何分、通訳者のメモというのは
英日通訳の場合、英単語を聞いて頭の中に思い浮かんだ日本語訳の
「冒頭文字」だけを漢字で記すことが多いのですね。
たとえばthe United Statesと聞けば「米」、
cooperationなら「協」という具合にメモします。「米国」「協力」など
書く時間がないからです。

そう考えると、以下の表記ではどちらが読みやすいでしょう?

「説めい書」VS「せつ明書」
「野さいジュース」VS「や菜ジュース」
「映が鑑賞」VS「えい画鑑賞」

・・・こうなると甲乙ならぬ「丙丁」つけがたいほど
読みづらいのですが、何となく前者の方がまだパッと見で
理解しやすいように私は感じます。いかがでしょう?

なお、「甲乙丙丁(こうおつへいてい)」の「へいてい」を
漢字入力しようとしたところ、「丙てい」しか
漢字候補がありませんでした。「丁」は小学校低学年で
学ぶ漢字であるにも関わらず、です。

なぜ??
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