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チロル~ [日々の暮らし]

最近までG20関連の放送通訳が続きました。
放送通訳の場合、基本的なニュースに加え、
政府要人の記者会見を通訳するケースもあります。
このため、日頃から新聞(紙バージョン!)を
くまなく読んだり、関連書籍を紐解いたりという形で
備えています。昔勉強したトピックが突然出ることも
ありますので、気が抜けません。

そのような緊張する通訳現場における私のささやかな
楽しみ、それは「おやつ」です。小腹を満たす
ちょっとしたスナック菓子、たとえばチョコやクッキーなどを
携えて私は現地入りします。準備中にお腹が空いたとき、
あるいは業務を終えた自分への「お疲れ様」など、
何かスイーツがあると励みになるのですね。

先日私はトランプ大統領・G20単独記者会見を
放送通訳する機会に恵まれました。
その日にあらかじめ買っていったお菓子が
「チロルチョコ」と「ココナッツサブレ」。
いずれもおなじみの商品です。

以前このブログで社名について気になることを
書きましたが、今回もやはり同じ展開となりました。
注目したのはココナッツサブレの製造メーカー・
日清シスコです。

「なぜシスコ?」

この疑問が浮上すると、放っておけなくなるのが
どうやら私の習性のようです。
調べたところ、答えはあっさり見つかりました。

https://faq.nissin.com/faq/faq_detail.html?id=646&category=36&page=1

日清シスコの創業者・播磨伊之助氏が、1949年に
来日プレーした野球チーム、サンフランシスコ=シールズに
大いに感激したのだそうです。そこから「シスコが
社名として付いていったと出ています。

一方の「チロルチョコ」は?

こちらは商品名がそのまま社名・チロルチョコ株式会社に
なっています。ココナッツサブレやガリガリ君、
ブラックサンダーなどの場合は商品名と社名が別です。
チロルチョコはそのままズバリ、です。
由来はこちら:

http://www.tirol-choco.com/secret_005.html

「オーストリア・チロル地方のようにさわやかなイメージを
持ったお菓子でありたい」というのが由来だったのですね。

さらに在留外国人向け英語サイトにはこのような記事も:

https://tokyocheapo.com/shopping-2/tirol-the-20-yen-collectible-chocolate-obsession/

面白い~~~。ということでまたもや仕事がきっかけとなり、
新しいことを知り得て大満足の筆者です。
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