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NHK「世界へ発信!ニュースで英語術」掲載のお知らせ [掲載]

2019年7月24日放送分の翻訳・解説を担当いたしました。
タイトルは「"はやぶさ2" 世界初の試みに成功」です。
どうぞよろしくお願いいたします。

https://www.nhk.or.jp/snsenglish/news/n190724.html

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言い違い・思い違い

私が携わるCNNやCBSの放送通訳は完全生同通です。
つまり、原稿を事前に作ったりすることはできず、
出たとこ勝負なのですね。ゆえに非常に緊張します。
その一方、自分なりに最善を尽くして、わかりやすく
訳出が行えたと思えた場合(いつもそうではありませんが・・・)、
この仕事のやりがいを感じます。

中でも私が意識するのは、「言い直しを避ける」ということです。
テレビの生放送の場合、言い間違いゆえの言い直しになってしまうと、
時間が奪われてしまうからです。言い直しているうちに、
記者のレポートはどんどん進んでしまい、同時通訳に
集中できなくなります。あるいはCMに突入してしまい、
通訳者の声が寸断されてしまうこともあります。
常に時間との戦いです。

一方、自分では大真面目に訳していたのに、実は
思い違いをしてしまうこともあります。

たとえばアフリカのニュースの際、自分では「アフリカ」と
言っていたつもりが、「アメリカ」と口にしていたり、
「イランのウラン濃縮活動」を「ウランのイラン濃縮活動」と
言っていたり、という具合です。

ちなみに「ウラン」は英語でurainium。
天王星Uranusが語源です。なお、化学用語の-ium(イウム)は
化学元素名をつくるための言葉です。
barium、titanium、radium、iridiumなどがありますよね。
でもなぜuraniumは「ウラン」なのに、bariumは「バリウム」と
なるのでしょう?最後の「ウム」まで入るものと入らないものが
あります。ラジウム、イリジウムは入りますが、チタンは入りません。

うーん、どうしてもこういうのが気になってしまいます・・・。
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