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NHK「世界へ発信!ニュースで英語術」掲載のお知らせ [掲載]

2020年1月16日放送分の翻訳・解説を担当いたしました。
タイトルは「豪の森林火災 3度目の非常事態宣言」です。

https://www.nhk.or.jp/snsenglish/news/n200116.html

どうぞよろしくお願いいたします。

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asymmetric [英語]

新たな単語に出会うと、その語をとことん「解析」
するのが私の密かな楽しみです。

たとえばasymmetricということば。
これは「左右非対称の」という形容詞です。
少し大きめの辞書、たとえば私の電子辞書には「ランダムハウス英和大辞典」が
搭載されているのですが、そちらを引くと語源だけでなく、
初出年が記されています。asymmetricが初めて
お目見えしたのは1875年。単語としては新しい印象です。

asymmetric自体は"a-"と"symmetric"が組み合わさって
出来ています。ここでの"a-"は「非、無」を表します。
symmetricは「対称の、釣り合った」という意味です。
symmetricalとも言います。

さて、「左右非対称」の話題を一つ。
先日泊まったビジネスホテルに興味深いフリーペーパーが
置かれていました。電気事業会社が出しているものです。
頁をめくると、日本と世界のコンセントの違いに関する記事が
ありました。

それによると、日本で使われているコンセントは
左右が非対称なのだそうです。左側が9ミリで
右側が7ミリとのこと。「ホント?」と思い、壁のコンセントを
確認ところ、まさにそうでした。知らなかった!!
ちなみに「コンセント」は壁に付いている方、
コードの先に付いているのは「プラグ」です。
これも結構私など今までいーかげんに言っていました。反省!

もう一つは、先日電車内で見たトレインチャンネルの画面にあったミニクイズ。
缶ジュースの飲み口についてでした。
それによると、飲み口も実は左右非対称なのだそうです。
これは開けやすくするためだとか。こちらも初耳!

探したところ、こちらの写真がわかりやすかったです:

https://twitter.com/koto_science/status/1107948631766827009

ということで、asymmetricの単語をきっかけに
ジュースの缶にまで到達。あ~、今日も楽しや!

(「環境市場新聞」日本テクノ株式会社 2020年冬季 第59号)
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聞き比べの楽しみ [日々の暮らし]

私が子どもの頃はレコード全盛期。父は音楽鑑賞が趣味で、
家には大きなアンプやスピーカーなどがそろっていました。
スピーカーの表面はソフトな黒布のようなもので
覆われていました。クラシック好きの父は週末になると
大音量で(母にとってはメーワクだったようですが)音楽を
聴いていましたね。

ちなみに赤ちゃんだったころの私の写真がアルバムにおさめられて
います。そこに写っている私は、ようやっくお座りが
出来たころの月齢。スピーカーの方を振り向いている一枚です。
よほど「箱の中から出てくる音」がフシギだったのでしょうね。
もちろん白黒写真です。今と異なり、写真を撮って現像するにも
お金がかかる時代でしたので、数少ない貴重なスナップです。

そんな時代から早や数十年。今や音楽もYou Tubeで聴いたり
ダウンロードしたりという時代になりました。
ヤンソンスが亡くなって1か月以上経ちましたが、
動画サイトで若かりし頃のエネルギッシュなヤンソンスを
見られるのはありがたい限りです。

さて、私は音楽に限らず、何か一つのことに関心を抱くと、
それを徹底的に探究したいという気持ちを抱くようです。
おそらく通訳という、一つのテーマを短期集中型で
予習する仕事スタイルから来ているのでしょう。

先日のこと。ふとしたきっかけでブラームス交響曲第一番を
聴いたのですが、もともと好きな曲であったことから、
「もしかして聞き比べ動画があるのでは?」と探してみました。
すると、ホントにありました。動画ではなく、CD音声を
編集したものです。

You Tubeの検索で「ブラームス交響曲第一番 聞き比べ」と
入力するとヒットします。実際、聞いてみると、指揮者によって
非常に演奏が異なることがわかります。

「ええ?こんなゆっくり?」

というものもあれば、

「まさかこのスピードで演奏していたとは!」

などなど、発見の連続です。

Enjoy!
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NHK「世界へ発信!ニュースで英語術」掲載のお知らせ [掲載]

2020年1月13日放送分の翻訳・解説を担当いたしました。
タイトルは「KISS引退へ 半世紀の活動に幕」です。

https://www.nhk.or.jp/snsenglish/news/n200113.html

どうぞよろしくお願いいたします。
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「通訳者のひよこたちへ」更新のお知らせ [掲載]

「通訳者のひよこたちへ」第427回がアップされました。
タイトルは『ゾーンに入る』、書籍紹介では「ヴェルディへの旅
―写真とエッセイでたどる巨匠の生涯」
(木之下晃・永竹由幸著、実業之日本社、2006年)を取り上げました。

https://www.hicareer.jp/inter/hiyoko/16902.html

お時間がございましたらご一読いただければ幸いです。
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内在的論理 [日々の暮らし]

毎週月曜日の日経朝刊に連載されている「池上彰の
大岡山通信 若者たちへ」。1月6日で223回を迎えている
長寿コラムです。池上氏がわかりやすく世界の情勢について
綴っており、若い人のみならず、全世代に読んでいただきたいと
思います。

6日のタイトルは「違いを乗り越える(上)」。
昨年12月に池上氏が立教大学で行った講演をまとめた内容でした。

中でも印象に残ったのが「内在的論理」ということばです。

池上氏はこの言葉を、こう定義づけています:

「国には国としての、国民にはその国民としての考え方や
価値観があるということを意味しています。」

人にはそれぞれの価値観や考え方があります。
その人が受けてきた教育や生育環境、あるいは
出会った人や本など、人は大きな影響を受けて自らの価値観を
構築しています。けれども、「国」「国民」レベルで
とらえた価値観もあるということなのですね。

国や国民の価値観というのは一朝一夕でできるわけではありません。
その背景には長きに渡るその国・地域の歴史や文化、宗教、言語など
様々な要素が積み重ねられてきています。

人的交流であれ、おもてなしであれ、ビジネスや国家レベルの
交流であれ、相手を理解するには、「お互いというのは
そもそも違うものである」という大前提があると私は
考えます。

だからこそ、海外へ出かけて異文化を間近に見てみたり、
たくさん本を読んだりすることが、その違いを埋める上で
手助けになると思うのです。

私自身、読みたいけれども読み切れていない、手も付けていない本が
まだまだたくさんあります。世界の古典しかりです。

2020年は始まったばかり。今年も有意義に過ごしたいと思います。

(日本経済新聞2020年1月6日月曜日朝刊)
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世界テニス国別対抗戦ATPカップ2020 通訳(お礼) [仕事]

1月3日から昨日まで開催されていたテニスのATPカップ2020。
昨日の決勝戦ではセルビアがスペインを下し、
大会初優勝を飾りました。AbemaTVにて放送されたこの番組で私は3日間に渡り、
優勝選手インタビューおよび表彰式の同時通訳を
担当させていただきました。

この番組は視聴者の皆さんがリアルタイムでコメントを
書き込めるという、私にとっても非常に刺激のある番組でした。
本番中に通訳者のことばに耳を傾けてくださり、
コメントをくださいました皆様、本当にありがとうございました。

また、わざわざネットで本ブログを探してくださり、
個別にコメントをお寄せくださいました皆様にも御礼申し上げます。
本ブログはコメント非公開ではあるのですが、いただいた
お言葉はどれも大切に読ませていただきました。
通訳者にとって、フィードバックを頂けることほど
ありがたいことはありません。

またいつかどこかで、このような素晴らしい大会の
通訳を仰せつかることができますよう、今後も精進して
まいります。引き続きどうぞよろしくお願い申し上げます。

以下は表彰式の動画です:

https://abema.tv/video/episode/38-289_s15_p8

無料であと6日間視聴できるそうです。
お時間がございましたら、ご覧いただければ幸いです。
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JACI(日本会議通訳者協会)掲載 [掲載]

連載中の「柴原早苗の通訳ライフハックス!」
第9回は「時間別メニュー」です。

https://www.japan-interpreters.org/news/lifehack-shibahara9/

どうぞよろしくお願いいたします!
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きっかけを宝物にするには [日々の暮らし]

小さいころ、クラシック好きの父が家の中でよく
レコードをかけていました。そうした環境から
音楽は私の身近にありました。ただ、だからと言って私自身が
小中高校時代にかけてクラシックに精通していったわけではありません。
著名な演奏家や作曲者、オーケストラなどの名前こそ
知ってはいても、詳細はわからずという状態でした。

大学でギターアンサンブル部に入った際、
同学年の友達が非常にクラシックに詳しく、
それに驚いたことがあります。同年齢なのに
どうしてここまで詳しいのだろう?どうやったら
それほど詳細まで、それこそ音の種類やギターの
調弦の違いまでわかるのかしらと感心したものでした。

けれども最近の私はこうも思っています。

何かを好きになる上で「正解」はないのだ、と。
自分にとってそれが心地よい存在であり、
自分に幸せをもたらしてくれるのであれば、
どういったとらえ方や解釈の仕方でも良いと思うのです。

ですので、ことクラシック音楽に関して言えば、
作曲家の人生や曲そのもの、あるいは演奏の
聞き比べ等、どのようなアプローチでも構わないと思います。

最近の世の中は何でも「正解」を求めることが正しいかのような
風潮があります。現に書店へ行けばハウツー本が沢山
ありますし、ネットで検索すればそれこそごまんと
「正しい○○法」的な記事があります。
確かにそうした情報もありがたいのですが、それらに
とらわれ過ぎてしまうと、自分なりの味わい方を
全うすることができなくなります。

きっかけは意外なところにあります。
その貴重なきっかけをどう自分の宝物として大切にしていくか。

それは人それぞれで良いと私は考えています。
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通訳者=アスリート? [仕事]

10日ほど前にAbema TVにてATP Cup 2020という
テニスの国別対抗戦の通訳を担当いたしました。
1月3日の当ブログでもご紹介しています。

ATP Cup 2020は国同士が対戦するというトーナメントで、通訳者の私は
優勝選手や優勝国のインタビューをおこなうというものでした。
会場はオーストラリアの3都市にあり、控室では
控室においてそれぞれの試合を同時進行で見ながら、そろそろ試合終了と
いうころにスタジオに入り、通訳するというものです。

私自身、テニスを見るのは好きで、幼少期にイギリスで
暮らしていたころ、学校の授業でテニスをしたことがあります。
当時の私は体育がからきしダメで、渡欧前の
体育の成績は5段階評価の1。イギリスに行っても
運動神経は鈍いままだったのですが、なぜか自分と相性が
良かったのがテニスでした。ずば抜けて上手だった
わけではなかったのですが・・・。

というわけで今回初めていただいたテニスの通訳業務は、
私に幸せな時間をもたらしてくれました。

シドニー、ブリスベン、パースから生中継される試合はどれも見ごたえがありました。
私は1980年、ちょうど日本に帰国する年にロンドンで
ウィンブルドン選手権・男子決勝戦をテレビで観ています。
ボルグ対マッケンローの試合で、今でも伝説として語り継がれています。
ATPの今回のトーナメントは、私にとって80年のあの戦いに
匹敵するぐらいハラハラドキドキでした。

手に汗握るような状況で私自身のアドレナリンがMAXとなった直後に
優勝インタビューが始まります。必然的に私の通訳もテンションが
高くなりました(生でお聞きの方が、音量ボタンを
下げてしまわれるのでは、と内心危惧しておりました)。

それはさておき、この日の私の担当は朝から夕方まで。
後任の通訳者にバトンタッチしてリリースとなりました。

ところがよほどテンションが上がったままだったのでしょう。
局を出てからも興奮が冷めやらず、クールダウンするために
思わず2駅分歩いてしまったほどでした。さらに新宿駅で
しばらくウィンドーショッピングをして、ようやく頭が
平常に戻った次第です。

そう言えば某サッカー選手は21時ぐらいに試合が終わった後、
軽くジョギングをしてから遠征先のホテルに戻ると聞いたことが
あります。通訳者もある意味ではアスリートに近いのかも・・・!
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