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通訳者=アスリート? [仕事]

10日ほど前にAbema TVにてATP Cup 2020という
テニスの国別対抗戦の通訳を担当いたしました。
1月3日の当ブログでもご紹介しています。

ATP Cup 2020は国同士が対戦するというトーナメントで、通訳者の私は
優勝選手や優勝国のインタビューをおこなうというものでした。
会場はオーストラリアの3都市にあり、控室では
控室においてそれぞれの試合を同時進行で見ながら、そろそろ試合終了と
いうころにスタジオに入り、通訳するというものです。

私自身、テニスを見るのは好きで、幼少期にイギリスで
暮らしていたころ、学校の授業でテニスをしたことがあります。
当時の私は体育がからきしダメで、渡欧前の
体育の成績は5段階評価の1。イギリスに行っても
運動神経は鈍いままだったのですが、なぜか自分と相性が
良かったのがテニスでした。ずば抜けて上手だった
わけではなかったのですが・・・。

というわけで今回初めていただいたテニスの通訳業務は、
私に幸せな時間をもたらしてくれました。

シドニー、ブリスベン、パースから生中継される試合はどれも見ごたえがありました。
私は1980年、ちょうど日本に帰国する年にロンドンで
ウィンブルドン選手権・男子決勝戦をテレビで観ています。
ボルグ対マッケンローの試合で、今でも伝説として語り継がれています。
ATPの今回のトーナメントは、私にとって80年のあの戦いに
匹敵するぐらいハラハラドキドキでした。

手に汗握るような状況で私自身のアドレナリンがMAXとなった直後に
優勝インタビューが始まります。必然的に私の通訳もテンションが
高くなりました(生でお聞きの方が、音量ボタンを
下げてしまわれるのでは、と内心危惧しておりました)。

それはさておき、この日の私の担当は朝から夕方まで。
後任の通訳者にバトンタッチしてリリースとなりました。

ところがよほどテンションが上がったままだったのでしょう。
局を出てからも興奮が冷めやらず、クールダウンするために
思わず2駅分歩いてしまったほどでした。さらに新宿駅で
しばらくウィンドーショッピングをして、ようやく頭が
平常に戻った次第です。

そう言えば某サッカー選手は21時ぐらいに試合が終わった後、
軽くジョギングをしてから遠征先のホテルに戻ると聞いたことが
あります。通訳者もある意味ではアスリートに近いのかも・・・!
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