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知り過ぎて不安になるぐらいなら [日々の暮らし]

遅まきながら私も昨年春にスマートフォン・デビューを
したおかげで、色々な恩恵を受けています。
やはり一番大きいのは、出先ですぐに調べ物や
メールチェックができること。また、CBSのシフト時には
スタジオにPCがないため、直前に自分のスマートフォンで
最新ニュースを調べられるのは本当に助かります。
スマホ入手前までは手探りで通訳をしていた分、
今はぎりぎりまでリサーチができます。これも自信を持って
通訳できることにつながりますので、ありがたい限りです。

他にも旅先で道順や路線検索ができるのは本当に
便利です。効率的な移動も可能となりました。
複雑な市街地の場合、自分の現在地から目的地まで
案内してもらえるのは安心ですよね。

非常に便利な昨今のデジタルグッズですが、
その一方で、「知り過ぎて不安になる」というケースも
増えているのではないでしょうか。

たとえば家族間でGPSを使い、今、どこにいるのかが
わかるという機能。我が家は導入していませんが、
小さいお子さんがいるご家庭など、防犯面から
とてもスグレモノだと感じます。しかしその一方で、
「え?何でこんなところに、しかもこんな時間なのにいるの?」
と不安になる保護者も少なくない、という話を聞きました。
これなど「知り過ぎてかえって不安になる」という
ケースのように思えます。

我が家の場合、帰宅が極端に遅れる場合は
早めに連絡するようにと伝えてあります。
とにかく夜、無事に帰ってくればそれで良し。
本人たちなりに正しいことを判断し、直感を信じて
一日を安全に過ごしてくれるのであれば、
それ以上は極端に探らなくて良いというのが親のスタンスです。

もう一つの例を。
昨今の模擬試験の結果です。私たち親世代のころは、
せいぜい順位と合否判定ぐらいが結果のシートに記され、
細かい分析結果などは書かれていませんでした(と私は記憶しています)。

しかし最近は、答案自体もPDFに転写され、赤の添削も
入れられるだけでなく、様々な順位(校内順位含め)も
列記されます。私から見れば数字のオンパレードですでに
目がくらむ状態です。

これなども、子どもたち自身が結果をどう受け止め、
どのように次へつなげていくかの材料にしてくれれば
それで十分と私は考えます。校内および全国順位などは
あくまでも目安です。最終的に志望校に合格するための
起爆剤に模試を活用してくれればそれで良しと思っています。

情報過多の時代。「知る」という行為は素早く手軽に
出来るようになりました。けれども、知り過ぎて不安に
なるぐらいなら、相手を信じて見守る方が私の場合、
精神衛生上良いようです。

もちろん、「相手を信じている自分を信じる」ことが
最優先なのは、言うまでもありません。
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