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「通訳者のひよこたちへ」更新のお知らせ [掲載]

「通訳者のひよこたちへ」第428回がアップされました。
タイトルは『遅すぎることはない』、書籍紹介では「世界で一番美しい劇場」
(エクスナレッジ、2015年)を取り上げました。

https://www.hicareer.jp/inter/hiyoko/16940.html

お時間がございましたらご一読いただければ幸いです。

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おおばひろし先生 [日々の暮らし]

我が家には日めくりカレンダーがあります。
毎朝、起床直後に一枚めくる係は私です。

カレンダーの柄は画家・おおばひろし先生によるもの。
私は子どもの頃からおおば先生の絵が大好きでした。
KLMオランダ航空に入社した当時、日本語機内誌「ウィンドミル」の
表紙を担当されていたのはおおば先生でした。
飛行機が大好きなおおば先生は、作品の中に
沢山KLMを描いてくださっています。

大空の中をまっすぐな飛行機雲と共に飛んで行くKLM。
空港で待機している、あのKLMの美しいブルー。
そうした光景を残してくださっているのです。

2年前の初秋。おおば先生の特別展が開かれると聞き、
日帰りで札幌まで出かけたこともあります。
せっかく北海道まで、しかも紅葉の時期に出かけるわけですので
一泊したかったのですが、仕事のスケジュールで叶わず。
そこで朝一番の便に乗り、札幌滞在数時間ではありましたが、
念願の個展を見ることができました。
非常に幸せな旅でした。

オランダ航空に勤めていたころ、上司がオランダ会という
同好会を主宰していました。そこに私も
参加させていただいていたのですが、その際に
おおば先生の御子息にお目にかかる機会がありました。

展覧会の会場でおおば先生の見ていた際、そうした
若かりし自分のKLM時代を思い出しました。
懐かしさのあまり、展覧会の芳名帳にその旨を記載して帰京しました。

すると後日、御子息からお手紙とカレンダーを頂戴したのです。
それが日めくりカレンダーでした。
とても感激しました。

私は芸術にさほど詳しいわけではありませんが、
おおば先生にせよ、指揮者のヤンソンスにせよ、
芸術にはその方の「お人柄」がにじみ出ると思います。
穏やかさ、優しさ。そうした部分に私は強烈に惹かれます。

おおば先生が亡くなられてからすでに30年以上が経っています。
今なお私の心に温かい気持ちをもたらしてくださる
おおばひろし先生の作品です。
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