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きっかけを宝物にするには [日々の暮らし]

小さいころ、クラシック好きの父が家の中でよく
レコードをかけていました。そうした環境から
音楽は私の身近にありました。ただ、だからと言って私自身が
小中高校時代にかけてクラシックに精通していったわけではありません。
著名な演奏家や作曲者、オーケストラなどの名前こそ
知ってはいても、詳細はわからずという状態でした。

大学でギターアンサンブル部に入った際、
同学年の友達が非常にクラシックに詳しく、
それに驚いたことがあります。同年齢なのに
どうしてここまで詳しいのだろう?どうやったら
それほど詳細まで、それこそ音の種類やギターの
調弦の違いまでわかるのかしらと感心したものでした。

けれども最近の私はこうも思っています。

何かを好きになる上で「正解」はないのだ、と。
自分にとってそれが心地よい存在であり、
自分に幸せをもたらしてくれるのであれば、
どういったとらえ方や解釈の仕方でも良いと思うのです。

ですので、ことクラシック音楽に関して言えば、
作曲家の人生や曲そのもの、あるいは演奏の
聞き比べ等、どのようなアプローチでも構わないと思います。

最近の世の中は何でも「正解」を求めることが正しいかのような
風潮があります。現に書店へ行けばハウツー本が沢山
ありますし、ネットで検索すればそれこそごまんと
「正しい○○法」的な記事があります。
確かにそうした情報もありがたいのですが、それらに
とらわれ過ぎてしまうと、自分なりの味わい方を
全うすることができなくなります。

きっかけは意外なところにあります。
その貴重なきっかけをどう自分の宝物として大切にしていくか。

それは人それぞれで良いと私は考えています。
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