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好き嫌いも年齢と共に [日々の暮らし]

昨日、苦手分野の克服について書きました。
接する回数を増やすことで慣れていけると私は思っています。
ただ、その一方で物事の好き・嫌いも年齢と共に
変わるようにも感じるのです。

たとえば世の中を見てみると、昔と比べて
今の時代の方が行列に対する耐性があるように思います。
話題のカフェの前で何時間も行列するのも
以前より耐えられるように見えるのです。
スマートフォンがありますので、待つことがあまり
苦にならないのではと思うのですね。

けれどもその一方で、コンピュータやスマートフォン並の
動作反応に慣れてしまった分、「待つ」ことが
苦になるケースもあるようです。以前どこかで読んだのですが、
子育ての場合、昔は子どもを見守り、待つことが
親もできたそうです。けれども最近は、子どものことを
「待つ」のが大変と感じる親が増えたとありました。
確かに私も自分の子育てを客観視してみると、
自分がせっかちであることを痛感します。

好き嫌いに話しを戻しましょう。

社会人になりたてのころ、ラッシュに朝晩さらされていた
私は、人混みが嫌ではあったものの、耐えられないほどでは
ありませんでした。駅構内の雑踏も苦にならなかったのですね。
ところが最近は、シフトの都合上、ラッシュアワーの
電車に乗らないこともあり、すっかり耐性が失せています。
行楽地やテーマパークなどへ行くと、もう入口の時点で
「お家帰りたい」状態になるほどです。とにかく人混みで
人酔いするようになってしまったのです。
電車でもう一つ苦手なのはボリューム大の車内アナウンスと
駅メロディーです。

一方、昔の私は自動車の運転がとにかく嫌でたまりませんでした。
首都高速など路側帯もない狭い道を100キロ近くで
走るなど怖くて怖くて仕方なかったのです。
眠くなったらどうしよう、あおられたらどうすれば良いのかと
不安の種ばかりを考えてしまい、運転などもってのほか
と思っていたのですね。

けれども、運転に関しては必要に迫られて最近は乗るようになり、
今ではすっかり好きになりました。ドアを閉めれば
もうそこは自分だけの個室です。シャドーイングするもよし、
歌うもよし、独り言を言うもよし、という具合に
何をしても構いません。移り変わる景色を味わいながら
運転していけば目的地に着きます。人混みに
さらされずに済むのです。

嫌いだったことも、何かのきっかけで好きになりえます。
年齢と共に好みも変わります。

そうした「変化する自分」を楽しむ今日この頃です。
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