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インタビュー記事掲載のお知らせ [各種連載]

通訳者の勉強法や仕事へのアプローチなどに関するインタビューを
先日受けました。その記事がアップされましたので、
お時間がありましたらご一読いただければ幸いです。

https://wotopi.jp/archives/65289

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苦手分野克服法 [英語]

「自分の得意分野は何か」「苦手トピックはどれか」を
知ることは、通訳の仕事をする上で大事になってきます。
デビュー当時、通訳学校の先生に言われたのは、
なるべく幅広く業務を請け負い、仕事を積み重ねるにつれて
自分の専門分野を構築するようにというものでした。
最初から狭めるのではなく、守備範囲を広くすることが
大切なのですね。

もちろん、通訳者になりたての頃など、選り好みは
できませんでしたので、来る仕事を一つ一つ大切にしました。
そしていつの間にか年月が経ったように感じます。
私の場合、中学・高校時代にジャーナリストに憧れていた分、
回り道を経て今、ニュースの通訳をするようになったのも
運命的に思えます。様々な出会いに感謝です。

ただ、ニュースの場合、実に多様なトピックが出てきますので、
突発的な事件や事故などのニュースが飛び込んできても
慌てずに訳出できなければなりません。今まで聞いたことのない国で
クーデターが起きたり、航空機事故で技術的な専門用語が
出てきたりということもあるのです。その都度勉強です。

放送通訳者になりたての頃、私にとって最大の苦手分野は
スポーツでした。普段から観戦もしておらず、
高校野球やオリンピックに関心を抱いたのは
はるか昔、高校時代が最後でした。サッカーは日本でも
有名ですので、選手やチーム名を正確に訳さねばなりません。
一方、クリケットやアメリカン・フットボールなど
私にとってはそもそものルールがわからない競技もあります。
出てくるたびにヒヤヒヤしながら訳さざるを得ない時期が続きました。

それでも数多く接していると、ニュースの場合、
連続ドラマのようにつながっていますので、少しずつ
点と点が結びついてくるようになります。あとは
話題になるたびに自分で調べて勉強するのみです。
苦手分野も接する回数を増やして「好き」になれるよう
工夫することが大事なのでしょうね。
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