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新書まつり [仕事]

大学の授業では学生たちに「新書まつり」という課題を
出しています。毎週新書を1冊読んできてもらい、
授業には実物本を持参。グループになり、一人30秒で
その本についてスピーチをするというものです。

お約束事としては、

*すべてのページを読まなくて良い(斜め読み大歓迎)
*つまらなかったら読むのをやめる

これだけです。目的は「学生時代に本に親しむこと」
なのですね。

新書は分厚い単行本ほど堅苦しくなく、文庫本のように
活字も小さくありません。最近の新書にはカラー写真が
ふんだんに用いられたものもあり、「雑誌のムック・」小型版
という装丁になっています。私が指導している大学には
立派な図書館があります。学生たちには在学中から
本を読む(眺める)ことを習慣づけ、図書館に親しんでほしい
というねらいがあります。

ちなみに「まつり」という名称を付けたのは
明治大学・齋藤孝先生の本がきっかけです。
齋藤先生は大学の授業で活動や課題をさせる際、
あえて「まつり」と銘打つことで盛り上げておられるそうです。
その方が何となく楽しい雰囲気になるからです。

というわけで、毎回の新書まつり。私も1冊読むように
しています。通訳業務や執筆などが立て込んでいると
本も必然的に仕事関連のものが増えがちです。
そうした中、全く関係のない新書を借りてきて読むと
それだけで気分転換になります。

最近借りた新書ジャンルは、鉄道、チーズ、地図、
高速道路、ダムなどといった感じです。忙しくても
図や写真が多い新書は眺めているだけでワクワクします。
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