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よくぞご無事で [日々の暮らし]

社会人になりたての頃、自分へのご褒美もかねて
腕時計を新調しました。旅先のイギリスで某メーカーの
素敵なリストウォッチを買ったのです。
少し値段的に冒険はしたのですが、エレガントなデザインで
気に入り、思い切って入手しました。

購入時のポイントは「シルバーとゴールド両方があること」。
学生時代に読んだジャーナリスト・千葉敦子さんの本に
「洋服と合わせるなら、カバンやベルトなどの
アクセサリーはシルバーとゴールド両方があると
マッチングしやすい」という記述がありました。
ネックレスやリングなどがどちらか一方の色でも、
コーディネートしやすいですよね。

腕時計もこのような基準で選んだわけなのです。
そしてこの時計は、以来ずっと私とともに歩んできました。

ただ、唯一の難点があります。
「秒針が無い」ということです。

無駄を排したシンプルなデザインであるがゆえなのかも
しれませんが、意外とこれはキケンです。
特に「絶対に遅刻できない仕事」である通訳業の場合、
「気が付いたら時計の電池が切れていてチコク」は
理由になりません。通訳業務の時ではありませんでしたが、
実際に「何度時計を見ても同じ時刻」ということが
ありました。

最近の例では、9月のロンドン旅行時。

ヒースロー空港で出国手続きを済ませ、搭乗までのんびりと
お茶を飲んでいたときのこと。何度時計を見ても
同じ時間だったのです。ヒースローは日本の空港と異なり、
いちいち搭乗アナウンスをしていません。
知らずにいた場合、あやうく帰国便を逃すところでした。

一方、私の枕元に日頃置いてあるのは「秒針付きの目覚まし時計」。
かなりの大音量なので、即飛び起きられます。
早朝シフトの日は、ちょっとアラームが鳴るだけで
すぐに目を覚ますことができます。

・・・でも考えてみたら、このアラーム時計でさえ、
夜中に急に電池切れを起こしてもおかしくないのですよね。
今までそれで遅刻したことは幸いないのですが
よーく考えたら、早朝シフト時(起床は03:30)に
アラーム一つだけというのは、かなり危険な賭けだったのかも。

そう考えると、よくぞご無事で今日まで来たなあと感じます。

ハイ、今はもちろん2つの目覚ましを使っています。
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