SSブログ

プロトレイルランナー・鏑木毅さんのことば [日々の暮らし]

日経新聞の水曜夕刊に掲載されている鏑木さんのコラム。
とても元気が出る内容でいつも欠かさず読んでいます。
10月30日付のタイトルは「好きなことを仕事にする」でした。
私自身、通訳という仕事が好きでずっと今まで稼働して
きましたが、そのことについて改めて考えさせられる
文章でした。

以下、引用と私の感想です:

「好きなことが仕事となったおかげで、
サラリーマン時代のストレスは軽減したものの
別の悩みも出てくる。それは心が安らぐ瞬間が
ないことだ。経済的に安定しなければというプレッシャーも
あるけれど、それ以上にいつも何かに追われているようで常に
気が急いている。」

→同感。私の場合、「もっと通訳技術を上げねば」という
思いが強く、勉強をしたいという感覚に追われている。

「つまりは好きだからこそ、のめりこみ過ぎて
妥協できず苦しむのである。」

→まさにその通り!妥協してしまうと、一気に自分の技術が
下がるような気がしてならない。

鏑木氏はサラリーマン時代、人とコミュニケーションを
取ることが苦手だったそうです。しかし、プロになってからは
組織や大会を立ち上げる上で他人と折衝する必要性が生じ、
以来、「自分の中に眠っていた能力を呼び起こすことができた」
と述べています。

私自身、高校や大学時代など、とても人前で話すなどできず、
勉強会の発表が怖くて当日休んでしまったほどでした(猛省!)。

「好きなことを仕事にしない方が良い」という考え方も
世の中にはあります。けれども私の場合、日常生活の
すべてが通訳や授業運営につながると感じています。
それは本当にありがたいことであり、恵まれた人生であると
感謝する次第です。

(日経新聞2019年10月30日水曜日夕刊)
コメント(0) 

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。