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JACI(日本会議通訳者協会)掲載 [掲載]

連載中の「放送通訳の世界」を更新しました。
今月は第15回「すべてはつながっている」というタイトルです。

https://www.japan-interpreters.org/news/broadcast-shibahara15/

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NHK「世界へ発信!ニュースで英語術」掲載のお知らせ [掲載]

2019年10月15日放送分の翻訳・解説を担当いたしました。
タイトルは「ノーベル化学賞に吉野彰さん」です。
どうぞよろしくお願いいたします。

https://www.nhk.or.jp/snsenglish/news/n191015.html

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「通訳者のひよこたちへ」更新のお知らせ [掲載]

「通訳者のひよこたちへ」第416回がアップされました。
タイトルは『ひんしゅくと反省から』、
書籍紹介では「サバイバル組織術」(佐藤優著、文春新書、
2019年)を取り上げました。

https://www.hicareer.jp/inter/hiyoko/16401.html

お時間がございましたらご一読いただければ幸いです。

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音の感じ方 [日々の暮らし]

10日間のイギリス旅行で何に安堵したかと言えば、
公共の場所の「音」の少なさでした。
具体的には「自動音声」です。

日本の場合、エスカレーターの手前に来ると、

「のぼりエスカレーターです」
「危険ですので 手すりにつかまってお乗りください」
「良い子の皆さん、エスカレーターで遊ぶと危険ですよ」

といったアナウンスが聞こえてきます。

駅であれば、その背後から、

「スイカを入れてください」
「チャージ金額を選んでください」
「おつりとカードをお受け取り下さい」

という内容の音声も耳に入ってきます。
複数個所の音声が混在します。

もう少しボリュームを下げてくれればまだ良いのですが、
私にとってはあまりにも大音量に聞こえてしまうのです。

イギリス旅行前はこうした音があまり気にならなかったのですが、
わずか10日離れていただけで、完全にアレルギー体質に
なってしまいました。

一方、音のとらえ方というのは好みが大いに作用します。
私の場合、昔から飛行機が好きだったことから、
航空機の音は気になりません。

かつてBBCの仕事でロンドンで暮らしていたころは
まだコンコルドが現役。我が家の上空を大爆音で
通過して着陸態勢に入っていましたが、
音よりもあの優美な、それでいてちょっと不気味な動きが
何とも魅力的で、「わあ、来た来た来た!!」と
眺めていたものでした。

ところで羽田空港は増便に備えて着陸ルートを
変更すべく計画を進めています。これには賛否両論が
出ています。音だけでなく、落下物などの安全面の問題が
あるからです。

こと音に関する場合、自分にとっては「快」でも
他者にとってはそうでないことがあります。

色々と考えさせられます。
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NHK「世界へ発信!ニュースで英語術」掲載のお知らせ [掲載]

2019年10月14日放送分の翻訳・解説を担当いたしました。
タイトルは「サウジ 外国人への観光ビザを解禁」です。
どうぞよろしくお願いいたします。

https://www.nhk.or.jp/snsenglish/news/n191014.html

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腎臓とクイズ [英語]

「どーしても覚えられない!」ということが
日常生活ではよくあります。
仕事現場も然り。何度調べても覚えられない単語があります。
いわばこうなると、生涯の敵とみなさざるを得ません。
本望ではないのですが。

要は、「自分の方で本気になって覚える気がない・
覚える工夫をしていない・努力不足である」というのが
最大の要因なのですね、私の場合。

その最たる例が、「腎臓」「肝臓」の英単語。
昔から苦手でいまだにニュースで出てくると
内心パニックです。我が家の高校生キッズでさえ
もはや把握しているというのに・・・。

こうなると、何度も書いて、何回も世界を相手に
恥を忍んで公言するしかありません(このブログに、です)。

liver 肝臓
kidney 腎臓

だけど一体なぜ私にはこれほど覚えづらいのでしょう。
我ながら理解に苦しみます。

最近、これにもう一つ加わりました。

KBとMBの違いです(嗚呼、恥ずかしい)。
いえ、苦し紛れの言い訳をするならば、メガの方が
大きいのはわかっています。でもなぜか、
「1万KBって何メガだっけ?」と立ちすくんでしまうのです。

というわけで、おさらい:

10,000KB=10MB

ふー、すっきりしました。

ちなみにkiloはギリシャ語のkhilioi(=thousand)が
フランス語に転じて英語となりました。
megaはギリシャ語のmegas(=large)が語源です。

ところで私が子どもの頃、イギリスではMastermindという
クイズ番組が大流行していました。その司会役が
Magnus Magnussonというアイルランド系ジャーナリストでした。

https://en.wikipedia.org/wiki/Magnus_Magnusson

Magnusという男子名も語源はmegaです。

ちなみに現在のMastermindのプレゼンターは
先月Radio4の看板番組Todayを引退したJohn Humphrysです。
Todayで政治家に容赦なくインタビューする具合で
クイズ問題を投げかけられたら、私など一問も答えられないでしょう。

番組HPはこちら:

https://www.bbc.co.uk/programmes/b006mk1s

・・・そして今日も「腎臓」から「クイズ番組」まで飛躍したのでした。
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shenanigans [英語]

DLifeチャンネルで"The Great British Bake Off" (GBBO)が
始まりました。シリーズ6です。日本では「ブリティッシュ・ベイクオフ」
というタイトルで放送されています。

数年前、私はシリーズ4を熱心に観ていたのですが、
その後しばしご無沙汰。そしてシリーズ6は再放送として
10月7日月曜夜8時から始まっています。

一回目のテーマは「ケーキ」。出場者それぞれが技を
競い合います。

私は自分の英語学習をかねて、英語の番組は英語で
観るようにしています。日本語字幕を付けることも
あります。非常に勉強になります。

7日の放送で注目したのは、出場者の一人、Stu Henshallさんの
セリフでした。本業はミュージシャン、帽子がトレードマークです。

ケーキの進捗状況に焦ったStuが思わず放送禁止用語
ギリギリの言葉を言いそうになった時のこと。
彼の口から出たのは、

Holy shenanigans

という一言でした。

日本語で「マズイ、しまった!」を英語で表現する際、
holyを用いたフレーズがあります(気になる方は辞書で)。
ただ、そちらをそのまま言ってしまうと大変なことになりますので、
holyは残しつつも次はshenanigansと言ったのでしょうね。

で、shenaniganとは?

気になるので辞書で引いてみました。

リーダーズ英和辞典によると、「ごまかし、ペテン」という
意味で、19世紀に生まれたようです。複数形のsが通常は付くそうです。

更にランダムハウスを調べたところ、語源は

「一説にはアイルランド語sionnachuighim(ずるを決め込む)、また
ドイツ語方言schinageln(重労働をする)」

なのだそうです。知りませんでした!

残念ながらStuは初回で敗退となりましたが、私は彼のおかげで
新しい語に出会うことができました。感謝!

・・・それにしてもイギリスのケーキってどーして
あんなにクリームたっぷりなの??観てるだけでお腹いっぱい。
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Blondie "Atomic" [日々の暮らし]

昨日に引き続き、ラジオの話題を。

最近私はInternet Radio UKというサイトの
ヘビーユーザーになっています。
ここにはBBCだけでなくイギリス全土のラジオ局が
掲載されており、日本からもクリックするだけで
聴くことができるのです。ポップス、ロック、
昔の曲ばかりのラジオ局もあれば、インド・パキスタン系の
人たちを対象としたものもあります。
まさに多文化共生のイギリスならでは、です。

その中で先日聴いたのはMagic Radioという局です。
70年代80年代の曲が多く、私にとっては懐かしいメロディーが
流れます。

局HPにアクセスすると、Magic内にいくつかのチャンネルがあり、
ワークアウト専門のチャンネルもありました。
Magic Workout Liveです。こちらは体を動かしながら
聴く上でノリノリになれるような選曲です。

そこで出てきたのが、Blondieの"Atomic"でした。
ブロンドの髪をなびかせながら濃いメイクのデビー・ハリーが
歌うMVを思い出しました。
ああ、懐かしい!!

特に印象的なのが、こちらの歌詞:

"Oh your hair is beautiful.
Oh, tonight.
Atomic."

ただ、このご時世なのか、歌詞からついつい連想
してしまいましたね。

誰を?

はい、放送通訳者ですので、いつもスクリーン越しに
「ご対面」しているatomic級に強烈な某国大統領です。

それこそOh....です(溜息)。

あ、今調べたらこの曲、日本では「銀河のアトミック」という
タイトルだったのですね。

https://www.youtube.com/watch?v=O_WLw_0DFQQ

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「すぐ使える英語表現」更新のお知らせ [英語]

第209回はacross the pondというフレーズです。

https://www.hicareer.jp/inter/housou/16354.html

どうぞよろしくお願いいたします。
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渇望状態 [日々の暮らし]

14歳の時、日本に本帰国が決まった際、一番悲しかったのが
「お気に入りのラジオを聴けなくなること」でした。
当時私はBBCのRadio 1や民放のCapital Radioが大好きで、
家にいる時はひたすら聴いていたのです。

横浜の自宅に戻ってから中学高校大学入学後までもとにかく
イギリスのラジオが聴きたくて仕方ありませんでした。
FEN(現AFN)の米軍向け放送も日本では聴けたのですが、
今一つイギリスのラジオ局とは選曲が違うのです。
でも生の英語に触れるという意味では実に重宝しました。
当時、横田基地のDJがリクエストを募集していると番組で言っていたので、
わざわざ電話したほどでした。でもその電話番号は
基地内でしか通じず。「せっかく英語で話して好きな曲も
リクエストできたのになあ」と残念に思ったものでした。

再びイギリスに行けたのは大学3年の時。夏休み3週間を
ザルツブルグで過ごす学内研修旅行でした。
個人的にはザルツブルグ以上に、「帰路、イギリスに立ち寄る
プログラム」ということだけに惹かれて申し込んだような
ものでした。7年ぶりのロンドンでは、ホテルのラジオを
堪能しました。

そして社会人に。まだインターネットはありませんでした。
どうしてもイギリスのラジオ番組を日本に持ち帰りたかった私は、
小型ラジカセ(嗚呼、今の若い人には通じないかも・・・)を
日本から持参し、電圧が違うのでコードは使えないため
電池も持っていき、ホテルで周波数を合わせてカセットに
録音したのでした。

旅行に行ったと言うよりも、「番組仕入れツアー」のような
ものでした。

今のように、ネットで世界中のラジオに触れられる時代が
来るなど、当時は想像すらできませんでした。本当に
ありがたい時代になったと思います。

けれどもその一方で、あの「渇望した時代」を生きられたのも
私にとっては良かったと感じます。飢えている分、
どうすれば目的にありつけるかということを真剣に考えていたからです。

上記の例で言えば、

「日本ではどう頑張ってもイギリスのラジオ番組は手に入れられない」

「ならば自分で取りに行こう」

「そのために必要なのはラジカセとテープだ」

と考え抜いたのですね。そして実際にカセットにお気に入りの
番組を録音できたときの喜びと来たら!
帰国後もひたすら聴いていました。それこそテープが
擦り切れるほどに。何度も聴き続けたため、DJの話題も
選曲もすべて暗記するほどでしたが、とにかく嬉しかったことを
覚えています。

私は人生において「多少渇望状態にあること」の方が、
その分、喜びが大きくなると思っています。
豊かさというのは幸せをもたらす一方、渇望も悪くはないと思うのです。
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