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鉛筆 [日々の暮らし]

先日、とあるアンケートに答える際、手渡されたのが「鉛筆」。
深緑色の軸。きちんと削られた芯。握ると木のぬくもりが伝わってきました。
シャーペンやボールペンが主流となる中、久しぶりに鉛筆を手にしたのでした。

よく見ると「TOMBOW 1913」の文字が。
子どものころよく使ったトンボ鉛筆でした。

でも、なぜ1913?
おそらく創業年のことでしょう。
それにしてもずいぶん前だったのですね。

気になったので調べてみました。

作っているのは株式会社トンボ鉛筆。
1913年(大正2年)に小川春之助が浅草に開業しました。
その後、関東大震災や戦争をも切り抜けます。
青・白・黒でおなじみのMONO消しゴムがお目見えしたのは1967年。
現在は様々な文房具で知られています。

1913年ごろの世界はどのような時代だったでしょうか?

パナマ運河が開通したのは1914年、
サラエボ事件、そして第一次世界大戦の開戦も同じ年です。
アインシュタインが相対性理論を発表したのは1916年、
世界初のラジオ放送開始は1920年でした。

ところでトンボ鉛筆のtombowの表記は、tomb(墓)との混同を避けるため、
最後にwが付いているのだそうです。また、昔のロゴマークは
トンボの頭が下向きでした。94年まで使われていたロゴは
日本のグラフィックデザイナー、河野鷹思氏によるものです。
その後、2013年のロゴマーク変更により、トンボの頭は上向きになりました。
羽根の部分が無限大(∞)の印にもなっています。
会社の意気込みを感じます。

http://www.tombow.com/press/130220/

それにしても文房具メーカーのサイトは見ていて楽しいですね。
キャンパスノートのページも私のお気に入りで、よく眺めています。
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