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repair [英語]

大学の図書館ではイギリスの週刊誌The Spectatorが配架されています。
アメリカのTIMEやNewsweekとは異なる視点から書かれており、
イギリス英語に触れることができて私は気に入っています。

毎週借りるたびにまず読むのが読者投稿欄。Lettersという名称です。
前週のコラムニストへの賛同や反論もあり、興味深いですね。
最近イギリスでは大学教職員向けの年金カットが
大きな話題となっているのですが、それに対する意見も
ずいぶん見受けられました。

もう一つのお気に入りは芸術関連ページです。
The Spectatorの後半には美術や書籍、音楽などの批評ページが
たくさんあります。3月10日号では戦艦大和に関する新しい本が出たと
紹介されていました。こちらも読んでみたいですね。
ちなみに書名はBattleship Yamato: Of War, Beauty and Ironyで、
著者はJan Morris。出版社はPallas Atheneです。

ところでDale Salwak著"Writers and their Mothers"という本も
紹介文を読むと面白そうです。著名作家の母親が本人たちに
どのような影響を及ぼしたかをつづっている本です。
19世紀のイギリス人批評家ラスキンの母については次のように
書かれていました:

'was lodged as a student in Oxford, his mother took lodgings
herself on the High Street, to which her son repaired each evening,
until he left the university'

ラスキンがオックスフォード大学に入学すると、母親も
わざわざオックスフォードまで付いてきて、目抜き通りに
家を借りたとのこと。そしてラスキン自身も毎晩
授業の後に母親の元を訪ねたというのですね。repairとは「訪ねる」
という意味です。

・・・うーん、「母親の息子離れ」というテーマは、すでに
19世紀からあったのですねえ。

(The Spectator, 10 March 2018)
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