コラム更新のお知らせ [各種連載]
JACI(日本会議通訳者協会)の連載「放送通訳の世界」が更新されました。
第4回は『トラブル発生!どうする?(内容編)』です。
http://www.japan-interpreters.org/resources/articles/
会員限定コンテンツなのですが、上記サイトから入っていただくと、
一部ご覧いただけます。
どうぞよろしくお願いいたします。
第4回は『トラブル発生!どうする?(内容編)』です。
http://www.japan-interpreters.org/resources/articles/
会員限定コンテンツなのですが、上記サイトから入っていただくと、
一部ご覧いただけます。
どうぞよろしくお願いいたします。
2018-04-12 18:19
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「世界へ発信!英語術」アップロードのお知らせ [各種連載]
「世界へ発信!英語術」HPで本日アップロードされたニュースの
翻訳・解説を担当いたしました。
『マララさん 銃撃後初の帰国』というタイトルです。
https://www.nhk.or.jp/snsenglish/news/n180412.html
どうぞよろしくお願いいたします。
翻訳・解説を担当いたしました。
『マララさん 銃撃後初の帰国』というタイトルです。
https://www.nhk.or.jp/snsenglish/news/n180412.html
どうぞよろしくお願いいたします。
2018-04-12 18:14
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「せい」はポジティブ?ネガティブ? [日々の暮らし]
先日のこと。とあるチラシを入手し、そこに書かれていた文章に
注目しました。私にとってチラシや店頭ポスターなど、「活字」は
すべて学びの対象になります。この日、あえて
チラシをじっくり読んだのもそのような理由からでした。
そこに記されていたのは、とある食べ物がいかに
おいしいかという内容でした。お店が特定されるのを避けるため、
あえて私の方で書き換えますと、以下のようになります:
「ずっと食べ続けても食べ飽きない。
おいしさのせいかも。」
私が注目したのは最後の部分、「おいしさのせいかも」です。
「~のせい」というのは確かネガティブな内容の時にしか
使えないと習ったからです。
早速調べてみました。
新明解国語辞典には「ある(好ましくない)結果を引き起こす
もとになった原因(理由)」とあり、例文として
「失敗を人のせいにする」「年のせいで忘れっぽくなる」と
ありました。さらに参照項目として「おかげ」が出ていましたので、
そちらも読んでみました。
通常、「おかげ」は好ましい状態がもたらされた際に使いますよね。
けれども新明解には「自分がひどい目にあう原因となった事例を
皮肉を込めて言うことがある。その点では『せいで』と
類義的になる」とも書かれていました。なかなか日本語も奥が深いです。
話を「せい」に戻しましょう。新明解では、以上のようなことから
「せい」はネガティブの印象が強いのですが、念のため
「明鏡国語辞典」を引いてみたところ、次の文章を見つけました:
「よくない結果にいうことが多いが、よい結果にもいう。
『苦労したせいか心遣いがこまやかだ』」
うーん、ここまで書いてみると、だんだん先のチラシの文章は
何が最適なのかわからなくなってきました!
「おいしさのおかげかも」がおそらく正統派なのでしょうけれども、
ことばというのは生き物ですので、用法も変わりつつあるのでしょうね。
注目しました。私にとってチラシや店頭ポスターなど、「活字」は
すべて学びの対象になります。この日、あえて
チラシをじっくり読んだのもそのような理由からでした。
そこに記されていたのは、とある食べ物がいかに
おいしいかという内容でした。お店が特定されるのを避けるため、
あえて私の方で書き換えますと、以下のようになります:
「ずっと食べ続けても食べ飽きない。
おいしさのせいかも。」
私が注目したのは最後の部分、「おいしさのせいかも」です。
「~のせい」というのは確かネガティブな内容の時にしか
使えないと習ったからです。
早速調べてみました。
新明解国語辞典には「ある(好ましくない)結果を引き起こす
もとになった原因(理由)」とあり、例文として
「失敗を人のせいにする」「年のせいで忘れっぽくなる」と
ありました。さらに参照項目として「おかげ」が出ていましたので、
そちらも読んでみました。
通常、「おかげ」は好ましい状態がもたらされた際に使いますよね。
けれども新明解には「自分がひどい目にあう原因となった事例を
皮肉を込めて言うことがある。その点では『せいで』と
類義的になる」とも書かれていました。なかなか日本語も奥が深いです。
話を「せい」に戻しましょう。新明解では、以上のようなことから
「せい」はネガティブの印象が強いのですが、念のため
「明鏡国語辞典」を引いてみたところ、次の文章を見つけました:
「よくない結果にいうことが多いが、よい結果にもいう。
『苦労したせいか心遣いがこまやかだ』」
うーん、ここまで書いてみると、だんだん先のチラシの文章は
何が最適なのかわからなくなってきました!
「おいしさのおかげかも」がおそらく正統派なのでしょうけれども、
ことばというのは生き物ですので、用法も変わりつつあるのでしょうね。
2018-04-12 00:00
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