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モザンビークのサファリ [仕事]

先日のCNN放送通訳シフトでアフリカ関連の番組を担当しました。
Inside Africaという30分番組です。
このプログラムはアフリカをテーマにしたドキュメンタリーで、
アフリカ大陸の様々な場所で活躍する人たちが描かれています。
見るたびに刺激を受ける番組です。

4月9日月曜日の放送回では、とある夫婦が描かれていました。
アフリカ大陸にはヨーロッパ系移民も多く、そのお二人も
白人系でしたね。Retzlaffさんというご夫妻です。

お二人は結婚後、ジンバブエへ移住しました。しかし当時のムガベ大統領は
土地改革を断行します。これは白人たちの土地を
政府が強制的に差し押さえ、黒人に分配するという政策です。
夫妻の友人たちも土地を奪われ、殺害された者もいました。
一方、飼っていた家畜を残したまま、国外へ避難せざるを得ない人も
いたそうです。

お二人はもともと馬が大好きであったことから、残された馬を
引き取ります。その数は数百頭に上りました。いつかジンバブエへ戻る
友人たちのために、面倒を見ようと決めたのです。

しかし結局、友人らは戻ることなく、その一方で牧草地もなくなったため、
二人は大きな決断をします。国外への移住です。向かった先は夫婦にとって
縁もゆかりもなかったモザンビークでした。

移住した場所では、そもそも地元住民が「馬」という動物を見たことすらなく、
当初は夫妻も大いに苦労したそうです。けれどもその後、交流を図るうちに
地元住民にも受け入れられるようになり、馬を使ったサファリ・ツアーは
大盛況。地元に雇用を生み出すまでになっています。

詳しくはこちらにあります:

http://www.mozambiquehorsesafari.com/

https://www.facebook.com/africanhorsesafari/

HPを見ると奥様のMandyさんは本を出しているようです。私は
番組がきっかけでモザンビークという国や現地に暮らす人たちに
興味が出てきました。ぜひこの本も読んでみたいと思います。
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