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あるけれど [日々の暮らし]


家の中にある家電。毎日使っていますが、気が付けば
使う機能というのも結構決まってくるのですよね。
色々便利な活用法もあるのだとは思います。でも
電子レンジにせよ、トースターにせよ、エアコンにせよ、
だいたい押すスイッチは同じになってくるのです。

たとえば我が家の電子レンジ。私は今まで
「食材を入れる→ダイヤルを回して時間をセットする
→ONボタンを押して開始」という流れで使っていました。
ところが、子どもが「これって食材入れて『自動』ボタンを
押せば、元の温度や重さで電子レンジが判断してくれるよ」
と言ってくれたのです。実際試してみたところ、ホントでした。
すでに10年ほど使っているレンジですが、トリセツも
今やどこにあるかわかりませんので、初めて知った機能に
オドロキでした。

エアコンのリモコンも見てみると沢山の機能がありますし、
天井ライトも明るさ調整からタイマー、明るさの度合いなど
本当に色々とあります。

テレビのリモコンも同様ですし、スマホに至っては
知らない機能の方が多いはずです。

「あるけれど未使用」という機能たち。
いざ、使いこなせるようになったら、どれぐらい
自分の生活の幅が広がるのかな、QOLが高まるかなと
想像すると、何だかワクワクします。

・・・と言いつつ、このまま現状で行きそうですが!
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自己流の良しあし [日々の暮らし]


英語学習というキーワードを検索するだけで、
ものすごい数がヒットしますよね。今、調べてみたら、

185,000,000

という数でした。ちなみに通訳業に携わっていると、
この数字を見て瞬時に英語と日本語で言いたくなります。
1憶八千五百万、one hundred eighty-five millionですよね。
ふー、緊張した!数字はいつも身構えてしまいます。
何しろ、誤訳はとても目立ちますので。

さて、学習法ですが、本当に世の中にはたくさんの
メソッドがあります。書籍も出ていますし、ネットに
ハウツーを紹介してくださっている方もおられます
(しかも貴重なアイデアを無料で・・・)。

大事なのは、自分に合った方法を選ぶことであり、
誰かが試してうまく行ったからとて、万人に当てはまる
わけではありません。ですので、取捨選択して良いわけ
ですし、むしろやみくもに信じすぎてしまう方が、
続けられなくなった時に自分が辛くなります。
いわば「おいしいとこどり」だけして、後は
ご縁が無かったと思えば良いのです。

というわけで、私もこれまで色々な学習術を取り入れては
軌道修正するということを続けてきました。今も実際、
試しては微調整して、という感じです。
それによって自己流の方法が打ち立てられるのですよね。

ただし!

こうした自己流を決してとってはいけない分野があります。

それは「お薬」です。

私は現在とある処方箋薬を服用しているのですが、
先日、「うん、まあ調子も良いから
飲まなくてよいかな」と自己判断でやめてしまったのです。

でも結果は大失敗(いえ、大惨事?)となりました。
体調がとたんに悪くなってしまったのですね。

反省しました。自分では大丈夫と思っても、それは一時的に
大丈夫と思えただけだったのです。医師に処方されたお薬は、
医師の指示のもと、きちんと飲み続けなければなりません。

痛い経験となりましたが、これも教訓です。
再発防止に励みます!!
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やればできる、ではなく [仕事]


先日のこと。とにもかくにも複雑怪奇な書類に
目を通す必要がありました。一式を手にしたのは
数週間前だったのですが、活字は小さいわ、
用語は難解だわ、わけがわからないわで
お手上げ状態でした。しかも締め切りのあるもの
です。机の上に置いて毎日「さあ、今日こそ取り組もう」
と思うものの、腰が上がらなかったのですね。

何かをやらねばならないとき、というのは
頭の中ではわかっていても、心が付いていけないことが
あります。自分にとって難しいものであったり、
苦手であったり、とにかくキライという対象であったり
すればなおさらです。

避けて通れればそれに越したことはありません。
自分が不得手なことでも、もし誰かがそれを
得意としており、助けてもらえそうであれば、
その人を頼るという選択肢もあるでしょう。

でも、そうでないときは?

自分でやるしかないのですよね。

私の場合、結局かなーりギリギリまでそのままに
なっていたのですが、もはや期限目前となり、
ようやく着手しました。

もうこうなると、後にはひけません。
他のやるべきことなどなどを頭の中から一掃し、
机の上に広げて、とにかく取り組むしかないのです。

最初のうちは苦戦しました。何しろわかりづらい。
難しい。それに加えて「あー、こんなに時間が
かかるんだったら、もっと早く進めていれば
良かったのに」と自分の放置状態を悔やむ始末。

さりとて、後悔しても時間は巻き戻せませんし、
今、やるしかないのです。

で、どうなったか?

結局数時間かけて何とか完了しました。

最初のうちはとにかく頭の中がハテナマーク状態
であったのですが、不明点を同時進行でネットで
調べているうちに、ようやく先が見えてきました。
つまり、私同様にその書類に戸惑う人が多いのでしょうね。
懇切丁寧に説明しているサイトがあり、本当に
助かりました。

終了した時は、本当にホッとしました。
と同時に思ったこと。それは、

「やればできる」

ではなく、

「やったらできた」

という一言でした。

結果としては同じなのですが、私の中では
「やればできる=自分の努力を要する」という図式で
あるのに対して、「やったらできた=取り組むうちに
完成できた」ということなのですね。

今後もまた何か別件でこうした難問にぶつかることも
あるでしょう。でも、

「やればできる」

と気合に頼るよりも、

「やったらできた」

という状況に持っていきたいと思っています。
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おおば比呂司さんと日めくりカレンダー [日々の暮らし]


我が家には日めくりカレンダーがあります。
もともと私は壁にカレンダーを掲げるのが得手では
なかったのですが、ひょんなきっかけで飾るように
なりました。

数年前のこと。大好きな画家・おおば比呂司さんの個展を
どうしても見たくて、札幌市資料館に日帰りで
出かけたことがあります。おおばさんはオランダが
大好きな方で、KLMの日本語機内誌「ウィンドミル」に
よく寄稿しておられました。青空に雲、そこをまっすぐに
飛ぶKLMの美しい機体、地上の運河や風車などを
描いてくださったのです。その画風が私は大好きでした。

KLMに私が勤めていたのは2年弱でしたが、それ以降も
ずっとおおばさんの絵は好きで、フォローしていたのです。

おおばさんご自身は北海道のご出身。オランダへの
愛が講じて、61歳の時には移住されたほどです。
しかし、1988年、66歳で急逝されました。

資料館を訪ねたのがきっかけで、KLM時代に会合で
お目にかかったことのあるおおばさんの御子息とも
再び連絡をとることができました。ありがたいことに
その後、おおばさんの絵が描かれた日めくりカレンダーを
御子息から頂戴したのですね。

おおばさんの絵はどれもほのぼのしており、
見ているだけで心が本当に和みます。また、
日めくりカレンダーに書かれている世界各国の
格言は、読む者を励ましてくれる名言ばかりでした。

以来、私は毎年、日めくりカレンダーを購入することに
しました。おおばさんがきっかけで、今では毎朝
素晴らしいことばに触れることができています。

コロナで何かと心がざわつく今、古の人々の
ことばがエールを送ってくれています。

おおばさんの記念室はこちら:

http://www.oba-hiroshi.com/index.html

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単語あつめ [英語]


子どもの頃から色々なものを集めてきました。
幼少期はグリコのおまけ(食べ過ぎて幼児期から
歯科通院・・・)、小学校2年からは切手、
その後テレカ、オレンジカード(ああ、今の若い人には
通じないかも)などと変遷していきました。
今でもJR線の駅改札に設置されている「駅スタンプ」を
見ると、手帳の余白ページについつい押してしまいます。
「たまっていくこと」「デザインの美しさ」などが私にとって
非常に魅力的に映るのですよね。

一方、英語に関しても「あつめること」に
こだわっているものがあります。それは「英単語」です。

先日のこと。スマホのラジオアプリでBBC Radio 4という
時事関連の多い局を聞いていた所、知らない単語や
表現がたくさん出てきました。ちょうど自宅に
いたのですが、英語学習用のノート(ちなみに私は
通訳現場で使うノートに英語関連のことは
一元化しています)が手元になかったため、
慌ててテキトーなメモ用紙を取り出しました。

いやあ、面白い表現が出てくる出てくる!いえ、
「オモシロイ」というよりも、単に私自身が
知らないだけで何の変哲もない単語ではあるのでしょう
けれども、「未知=楽しい」というマインドになるのですね。

この日、殴り書きしたのは、

fault line 深刻な結果をもたらしかねない意見の相違
on the back foot 尻込みして
at a low ebb 衰退期で
capitulate to demands 要求に屈する

などでした。意味をこのメモ用紙に書き添えたら、
あとはノリでノートに貼りつけるだけです。
暗記しようなどとは思わず、もはやコレクションです(笑)。
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目の前のことだけに集中する [日々の暮らし]


随分前に時間管理やマルチタスクなどの本に
傾倒していたためか、これまでの私は「毎日せわしなく
あれこれとやることの方が自分らしい」と思いながら
暮らしてきました。朝起きてから夜寝るまで、
多くのことに取り組み、寝るときには「ああ、今日も
色々なことができた。充実した一日だった!」と
思うことが、なかば生き甲斐のようになっていたのかも
しれません。

調子のよい時であれば、この方法はうまくいくと
思います。行動することで何かが達成できれば
そこで満足感は生じるわけですし、それが次への
エネルギーとなります。つまり、好循環が生まれて
常にモチベーションが高い状態を保てるわけです。

でも、人はマシンではありません。こうした過ごし方を
日々送っていれば、どこかでガス欠になります。
車にガソリンを入れたり、スマホを充電したりというのと
同様、人間にもエネルギーの充填が必要なのです。

そのことに気づかされたのが、先日のことでした。

朝食の支度をしていたときのこと。昨晩使った
お皿を棚にしまっていました。が、そこで
コーヒーメーカーに目が行き、「あ、そうだ。
今朝はせっかくだからコーヒー豆を挽いて飲みたいな」と
思ったのですね。まだお皿を片付け終えてはいません
でしたが、そこで引き出しを開けてコーヒー豆の入った
キャニスターを取り出し、大豆を計量してマシンへ。

と、次はコーヒーメーカーの斜め上に置いてある
トースターに目が行き、「コーヒーが抽出されているのと
同じぐらいの時間でパンを焼こう」と思いたったの
ですね。そこで今度はパンを袋から出し、トースターに
セットしました。

そこからさらにコーヒーマグを取り出し、
平皿を調理台に並べ、サラダなどを盛りつけようと
したところ、「まだしまい切れていない昨晩使った
お皿」が目に入りました。

そう、マルチタスクの罠に陥ってしまい、
最初にやるべきことが後回しになってしまったのです。
サラダを盛りつけようにも、調理台が昨晩のお皿で
埋まっているため、冷蔵庫のものを出して
置くことができません。

反省しました。結局、あちらこちらへと思考が
飛んで集中力が欠如した結果、最終的には余計
調理台が雑然としてしまったのです。

目の前のことを真剣にやる。

それを終えてから次のことを丁寧にやる。

それがエネルギーの浪費防止につながり、
ひいては体力温存になるのでしょうね。

その大切さを教訓として得たのでした。
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「通訳者のひよこたちへ」更新のお知らせ [掲載]


「通訳者のひよこたちへ」第492回がアップされました。
タイトルは「道なき道を歩む」、書籍紹介は
「持たない暮らし」(下重暁子著、角川/中経出版、2014年)
を取り上げています。

https://www.hicareer.jp/inter/hiyoko/21057.html

お時間がございましたらご一読いただければ幸いです。

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いつやるの? [日々の暮らし]


と書くと、数年前のCMのごとく「今でしょ!」という
声が聞こえてきそうですが・・・。

何かをやるタイミングというのは、思い立ったら吉日
ということわざがあるように、早めに
着手するに越したことはありません。
鉄は熱いうちに打てというように、自分の熱意が
高い時に取り組んだ方が、効果も出るでしょうし、
満足感につながると思うのですよね。

ただ、そうはいかないケースもあります。
たとえば、「自分以外の人も関わって来る案件」の
ときです。

先日のこと。学校関連のとある書類を検討せねば
ならなかった際、家族にも色々と尋ねる必要が生じました。
が、その書類というのがとにかく複雑怪奇で
本当にややこしかったのですね。私は確定申告関連の
書類についてもそうなのですが、日本語の用語自体に
圧倒されてしまい、アレルギー反応(?)が出てしまうのです。
それぐらい苦手意識があります。

件の書類もそれに準ずるもので、用語は色々と
出てくるわ、とにかく埋めるべき項目は多いわと
気が遠くなりそうでした。

で、その書類について家族(うちの子です)と
あれこれ話し合いながら取り組んだのですが、
夕食後で疲れもあったのでしょう。だんだん
険悪に(?)なってしまいました。
せっかくのくつろぎの時間がイヤーなムードに
なってしまったのですよね。

そこで以下の教訓&再発防止策を考えました:

1.難解な書類や話し合い、またはその他重要な
決定を迫られるようなことは、夕食後ではなく
日中に行う(できれば朝食後や昼食後など、
空腹感が無く一日の中でも元気な時間帯に)。

2.夕食後は、とにかく「体を休めてくつろぐこと」を
最優先にする。「あわよくば仕事」「隙間時間に
メール返信」などと始めると、気持ちがまた
緊張してしまうので、出来る限り避けること。

このような感じです。とにかく一日の中で
メリハリ(スマホの料金プランみたいですが)をつけて、
心身をしっかりと休めることが大事と思っています。

・・・反省!!

そう言えば昔、このようなCMがありました:

https://www.youtube.com/watch?v=XEKRAn9vf0A

https://www.youtube.com/watch?v=XZ08ub7Rx-o

時代はバブル期。

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少しだけの変化で [日々の暮らし]


下重暁子さんのエッセイで、「散歩とは歩を散らすこと」
という一文に出会って以来、とても楽になりました。
今まではノルマのように一心不乱に(?)ウォーキングをしていたからです。
でも、本来の散歩というのは、季節の移り変わりを
楽しんだり、あれこれと考え事をしたりして
自分の心を豊かにするひと時だと思うのですね。
よって、自分を縛り付けるようなことはせず、
とにかくゆったりのんびりする時間を一日の中に
設けようと最近は考えています。

先日の朝のお散歩では、いつもと違う道を歩いて
みました。近所に暮らしているのに、いまだに
知らない通りというのが、実は沢山あるのですよね。
美しい花壇を発見したり、おしゃれな造りの
一戸建てがあったりなど、遠くへ行かなくても
新しい景色を見ることで心が和みました。

考えてみれば、そうしたささやかな変化というのは
実はいくらでも取り入れられると思うのですね。
たとえば、普段買っている商品ではなく、
別のメーカーのものを試してみるのもその一つ。
同一の牛乳やパンばかり買うのではなく、
少しだけ高い(と言っても牛乳などであれば
せいぜい数十円の違いです)ものを購入してみると、
それだけで何だかぜいたくな気分を味わえます。

コロナで遠くへ行けなくても、変化があまり
無いように思えても、こうした工夫をしていきたいなと
思っています。
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「なかったことに」 [日々の暮らし]


随分前のこと。電車の扉にサプリメントの広告が
貼られていました。たしかキャッチフレーズは
「なかったことに」です。食べ過ぎてしまい、
それをなかったことにする、いわばダイエット用の
商品だったと記憶しています。
過ぎ去ったことを「なかったことに」できれば
確かに楽な気持ちになりますよね。特に
痩せたいという思いが強ければ、そうした商品の
お世話になりたいと願うことでしょう。

ところで人間というのは「今」を生きる生物
ですので、過去を変えることはできません。
そのことに改めて気づかされたのが、昨日
たまたま聞いたラジオでした。

いつも運転中であればAFN(米軍放送)に耳を
傾けます。でも昨日の朝は流れていた曲が
今一つ自分の好みではなかったため、TBSラジオに
合わせてみたのです。そのとき放送されていたのが
「Changeの瞬間~がんサバイバーストーリー」という
番組でした。

ゲストは元チェッカーズの高杢禎彦さんでした。

高杢さんは40歳の時、胃がんを経験されたそうです。
そのエピソードを番組では述べておられました。

特に私の中で印象に残ったのは、自らのがんについて

「無かったことにしてください、とは言えない」

という高杢さんのことばでした。

そうなのですよね。病気にせよ何か辛いことにせよ、
現時点で「無かったことにして下さい」とは
言えません。目の前の現状を受け入れるしかないのですよね。

起きたことは起きたこととして受け止める。
そこからどのようにして自分は生きていくのか考える。

とても考えさせられたインタビューでした。

https://www.abc1008.com/cancer_survivor/
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