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飾りじゃないのよ、フードは [英語]

年末から年始にかけてというのは、実は決して
得手な時期ではありません。もともと放送通訳という
仕事が好きな分、しばらくお休みしてしまうと
ペースが崩れてしまうからです。ニュースが大好き
ということもあるのでしょう。できるだけ現場に
携わり続けたいという思いを抱きながら
いつもスタジオに向かっています。

そのようなことから、この年末年始もあまり間を空けずに
シフトの希望表を出しました。家族と過ごす
大みそか・新年や三が日以外はほぼ仕事です。
CNNやCBSもこの時期は余程の大事件が無い限り、
穏やかな話題が多くなります。そうした現地の雰囲気を
味わえるのも嬉しいものです。

ところで12月は寒い日々もありましたね。
朝、家を出るころは外もまだ真っ暗です。
都内に着けばお日様も出ていますが、それでも
早朝というのは氷点下になることが少なくありません。
スタジオ近くのビル屋上に設置されている電光掲示板にも
「-1℃」と出ている日が多かったように思います。

ところで私は寒がりなのですが、実は帽子が苦手です。
かぶると髪がぺちゃんこになるからです。それで
たとえ頭が寒くてもいつも我慢していました。

それでも先月末はあまりの寒さにコートのフードをかぶりました。
ただ、周りを見渡すとあまりかぶっている人はいません。
みなさん私ほど寒がりでないのか、あるいは日本では
雨でもない限りフードをかぶる習慣がないのかもしれません。

けれども周りがどういう恰好をしていようと、
寒いのですから自分は自分です。その時ふと頭の中に
浮かんだのは、「飾りじゃないのよ、フードは」という
ことばでした。中森明菜さんの曲にあやかっての文章です。
私と同世代の方なら「あ、あの曲!」と思い出されるのではと
想像しています。

というわけで、「人は人、自分は自分」と妙に納得してしまい、
嬉しくなったとある早朝シフトの一コマでした。
ちなみに「かぶる」はput on(頭部に載せる)、cover the
head(頭部を覆う)と和英辞典には出ています。
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