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コラム更新のお知らせ [各種連載]

「通訳者のひよこたちへ」第339回がアップされました。
タイトルは『インフル?さあ、どうする?』、
書籍紹介では「イギリス菓子図鑑 お菓子の由来と作り方:伝統から
モダンまで、知っておきたい英国菓子104選」
(羽根則子著、誠文堂新光社、2015年)を取り上げております。

http://www.hicareer.jp/inter/hiyoko/339.html

「放送通訳者直伝!すぐ使える英語表現」
第171回はhave a sting in the tailというフレーズです。

http://www.hicareer.jp/english/housou/171.html

どうぞよろしくお願いいたします。
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Big brother is watching you [日々の暮らし]

ジョージ・オーウェルの小説「1984年」。
監視社会を描いた作品です。その中に出てくる架空の人物に
ビッグ・ブラザーがいます。絶えず監視しているのだよ
という意味が標記の文章になります。

先日のこと。執筆のため、件の晴れ着ニュースについて調べたのですが、
以後、私のインターネット画面には晴れ着関連の広告ばかり
出てくるようになりました。もう成人式はとうの昔に私は終えているのですが、
こちらが入力したことばをもとにどんどんPRがなされるのですよね。
便利である反面、怖いなあと私は感じます。
まるでどこかで誰かが常に私の一挙手一投足を見ている感じが
しますので、まさにBig brother is watching youと思えてしまうのですね。
ということは、今、この文章を書いていること自体、
監視されているのかしらとさえ考えてしまいます。

10年ほど前にドイツ映画「善き人のためのソナタ」を観たことがあります。
東ドイツの監視社会を描いたものです。今の日本に生きる私にとって、
こうした社会制度というのはまったく別世界のように思えるのですが、
東ドイツにおける監視社会というのは、日本がバブル経済に浮かれていた
1980年代もずっと続いていたのです。同じ地球に暮らし、同じ空気を吸い、
同じ景色を見て生きているのに、ここまで異なる社会があるということを
改めて映画を通じて知ることとなり、衝撃を受けました。

翻って今、世の中はデジタル社会であり、AIがどんどん進化しています。
私が子供のころには想像すらしなかった世の中があります。
けれども、便利さというのは、一歩間違えればその技術が悪用され、
人々をがんじがらめにしてしまうことさえできると思います。

楽をするために技術を導入していると、いつかどこかで
しっぺ返しを受けてしまうのではないか。そのような薄気味悪さを私は
覚えます。だからこそ、どのように技術と共存していくか、
危機管理をどのようにしていくかを人間は考え続けねばならないと
思うのです。
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