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bombogenesis [英語]

先日CBSの放送通訳をしたとき、天候に関する
話題が出てきました。アメリカは今の時期、
雪や荒れたお天気が見られるのですが、1月初旬の
その日のニュースも積雪の話題でした。

そのとき出てきたのがbombogenesisという単語です。
生まれて初めて聞きましたね。bombから爆弾を連想し、
日本の気象用語にある爆弾低気圧と関係があるのかしらとも
思いました。結局、ぴったりの訳語を知らなかったことと、
同時通訳で手元の電子辞書を引く時間もなかったため、
その日はそのままカタカナで「これはボンボジェネシスと
言うのですが」と訳すにとどまりました。

帰宅後、辞書を引いてみたのですが、電子辞書には
出ていません。そうなるとあとはインターネットのみ。
グーグルで検索したところ、出てきました。ただ、
日本語訳は無いようです。代わりにNOAA(米・海洋大気局)の
ページがトップに出てきました。

https://oceanservice.noaa.gov/facts/bombogenesis.html

定義を読むと、midaltitude cyclone that rapidly intensifies
とあります。そのまま訳せば「急速に勢力を強める
中緯度地方のサイクロン」という感じでしょうか。CBSの気象担当者も
一晩で急速に変化するということを述べていました。

いくつか他のサイトを見てみると、cyclogenesisという語が
あり、そちらはリーダーズにも出ていました。
「低気圧の発生」という意味です。

それにしてもお天気の世界も奥が深いですね。
今回のbombogenesisは何となく音が可愛く私には聞こえるのですが、
実際は天候面で猛威を振るうわけですので、その落差がまた
興味深いと思った次第です。
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