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励みになるかストレスになるか [英語]

数字にせよ文字にせよ、何か視覚的にわかるものというのは
助けになりますよね。たとえば英語学習の場合、自分の今の実力を
知るうえで検定試験は大いに役立ちます。自分の得意分野・苦手分野を
把握し、相対的な英語力を数字やグレードで表してもらえば、
どのように今後勉強していけば良いかがわかります。
ダイエットも同様で、定期的に体重を測り、運動と栄養の
バランスをきちんと考えれば、理想に近づくことができるでしょう。

私もこれまで学習や健康維持に「数字」と「文字での記録」を
活用してきました。勉強の場合、どのような学習を何時間やったか書き出し、
ダイエットであれば、体重と食べたものの記録、いわゆる
レコーディングダイエットもおこないましたね。
いずれも客観的に自分の今の状況を把握できましたので、
実に助かりました。

ただ、最近はそうした記録にあまりこだわらないようにしつつも
あります。と言いますのも、記録すること自体がストレスになってきたからです。

最初のうちは物珍しさもあり、せっせとメモしていました。
それこそレコーディングダイエットの場合、ミントアメ一粒まで
書き出していたほどです。ところが目標体重に到達したとたん、
気が緩んでしまったのかリバウンドしてしまったのです。
記録をし続けていたにも関わらずです。

要は記録することそのものが私にとって手間がかかると
思えるようになってしまったのですね。ゆえに「手間がかかって
面倒→ストレスになる→目標体重に達したし、少し食べてもいっか~」
となったのでした。

以前お世話になっていた英語の先生が、「日本人はあまりにも
検定を重視しすぎる。合格したとたん英語の勉強をやめてしまい、
あっというまに実力が下がる」と憂いておられました。
その通りだと思います。

以来、英語学習に関しては好きな素材を自分の興味に応じて楽しむように
なり、検定試験は受けなくなりました(それまではそれこそ
英語関連の試験すべてを制覇しようとさえ思っていたのです)。
学習をするにあたり、「ん?最近音読していないな」と思ったら
手当たり次第に目の前の教材を音読します。一方、「英文を書かなくなった」
と自覚したら、日記をあえて英語記述にしたり、ご無沙汰していた海外の
友人にメールを送ったりします。

健康面も同じで、食べ過ぎたと思ったら一駅分歩く。
「体重減少」ではなく「体質改善」を重視することに重きを置く。

このような考え方でアプローチするようにしています。
大事なのは励みになることをおこなうことであって、
ストレスをためることではないのですよね。
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