Thank you for ... [英語]
公共の場には様々な文章が掲示されています。
「立入禁止」「禁煙」「走らないでください」
「割り込まない」などがその一例です。私は
こうした文章を読むたびに、英語ならどう訳すかを
考えます。パッと出てくれば良いのですが、
たまに「うーん」と考え込んでしまうことがあります。
日本に暮らしていると、よほど意識しない限り、
英語を全く使わずに済んでしまうのですね。
話す機会や書く機会など、自発的にできる作業を
増やしていきたいと思います。
先日のこと。牛乳を飲み終えた後、いつものように
紙パックを開いて洗いました。その際に気づいたのが
注ぎ口のところに隠れていた文章です。
牛乳パックの場合、片側だけ開けて注ぐのですが、
洗って処分する上では反対側の口も開けています。
そこに次のような文言があったのです:
「リサイクルの協力に感謝します」
この文章は英語に直すと、「~に感謝します」の
部分がThank you for ... になります。
私が子どもの頃に見たイギリス時代の記憶では、
NO SMOKINGだけ、あるいはNO SMOKING THANK YOUの4単語でした。
よって、最近のように冒頭でThank you for ...と入れると
柔らかい印象を抱きます。
けれども本当に穏やかな印象「だけ」なのでしょうか?
日本語でも事前に「~に感謝します」「~して下さり
ありがとうございます」と謝意を述べることは、
確かに丁寧に聞こえます。けれども、事前にお礼を
言ってしまうというのは、やや穿った見方をすれば
相手に対して「こちらはお礼を述べているので、
もちろん、その通りに行動していただけますよね?」
という大前提条件が潜んでいるようにも思えるのです。
そう考えると、言葉というのは面白いもので、
「感謝表現」も、とらえ方によっては「婉曲的命令表現」と
言えなくもありません。
もちろん、このような解釈は極端な例でしょう。
けれども、昔から「慇懃無礼」ということばが
存在することを考えると、身の回りのこうした表現も
一歩離れて冷静に分析することで、色々なことが
見えてくるように私は思います。
「立入禁止」「禁煙」「走らないでください」
「割り込まない」などがその一例です。私は
こうした文章を読むたびに、英語ならどう訳すかを
考えます。パッと出てくれば良いのですが、
たまに「うーん」と考え込んでしまうことがあります。
日本に暮らしていると、よほど意識しない限り、
英語を全く使わずに済んでしまうのですね。
話す機会や書く機会など、自発的にできる作業を
増やしていきたいと思います。
先日のこと。牛乳を飲み終えた後、いつものように
紙パックを開いて洗いました。その際に気づいたのが
注ぎ口のところに隠れていた文章です。
牛乳パックの場合、片側だけ開けて注ぐのですが、
洗って処分する上では反対側の口も開けています。
そこに次のような文言があったのです:
「リサイクルの協力に感謝します」
この文章は英語に直すと、「~に感謝します」の
部分がThank you for ... になります。
私が子どもの頃に見たイギリス時代の記憶では、
NO SMOKINGだけ、あるいはNO SMOKING THANK YOUの4単語でした。
よって、最近のように冒頭でThank you for ...と入れると
柔らかい印象を抱きます。
けれども本当に穏やかな印象「だけ」なのでしょうか?
日本語でも事前に「~に感謝します」「~して下さり
ありがとうございます」と謝意を述べることは、
確かに丁寧に聞こえます。けれども、事前にお礼を
言ってしまうというのは、やや穿った見方をすれば
相手に対して「こちらはお礼を述べているので、
もちろん、その通りに行動していただけますよね?」
という大前提条件が潜んでいるようにも思えるのです。
そう考えると、言葉というのは面白いもので、
「感謝表現」も、とらえ方によっては「婉曲的命令表現」と
言えなくもありません。
もちろん、このような解釈は極端な例でしょう。
けれども、昔から「慇懃無礼」ということばが
存在することを考えると、身の回りのこうした表現も
一歩離れて冷静に分析することで、色々なことが
見えてくるように私は思います。
2017-09-08 00:00
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