SSブログ

NHK「ニュースで英語術」掲載のお知らせ [掲載]


以下の放送分の翻訳と解説を担当いたしました。

2021年11月16日放送「結婚式の"約款"コロナで見直し」

https://www.nhk.or.jp/gogaku/news/2111/16.html

どうぞよろしくお願いいたします。

コメント(0) 

抜く、ということ [日々の暮らし]


日経新聞最終面に毎朝出ている「私の履歴書」。
11月は元F1レーサーの中嶋悟さんです。
11月14日(日)は「肉体強化」というタイトルでした。

その中で印象的だった言葉があります。
中嶋さんがトレーニングの一環として、ヨーロッパに
渡った際のエピソードが出ていたのですが、
そこで指導を受けたトレーナーから
次のことを学んだというのです:

「鍛えるのも大事だけれど
抜くときは『抜け』」

具体的には、自分の持てる力が100しか
ないのであれば、それを効率的に使うのが大事、
ということなのですね。

なるほどなあと思いました。日常生活や仕事でも
私たちはついつい頑張り過ぎてしまいます。
自分の体力気力には限度があるはずなのに、
「もっとできるのではないか?」
「できないのは自分の努力が足りないからだ」
という具合に、自分を追い込んでしまう。
そして余計疲れてしまうのです。

鍛えることも、さらなる高みを目指すことも
もちろん大事。

でも、「抜くこと」を自分に許すのも、
自分の勇気なのだと思います。
コメント(0) 

アナログ世代だし [日々の暮らし]

昨年、在宅ワークが増えて自宅のPC環境の見直しを迫られました。
私が使っているのは、随分前に購入したノートパソコン。
買った当初は「わあ、サクサク動く!!」と
感動していましたが、使い続けるにつれて遅くなるなる!

しかも「ゴースト」と言うのだそうですね、画面が勝手に
上下してしまうのです。マウスでピンポイントでクリックしよう
にも、全く違うところが押されてしまい、大変です。
そろそろ潮時かなと思っています。にしても自家用車よりも
交換頻度が多いとは・・・。

と言いながら、まず最初に改善したのはキーボードです。
私はノートパソコンを台に乗せて、自分の目線に合うように
セッティングしています。よって、キーボードが別途必要
なのですね。そこで数年前から無線型のものを使っていました。
けれども、近くにスマートフォンを置いていることもあり、
Bluetoothがどうやら干渉し合ってしまうようなのです。
しかも、接続がうまくいかないこともあり、キーボードを
打ち始めても、文字が画面に反映されるまで時間がかかるのが
プチ・イライラになっていました。

そこで、ようやく意を決して有線キーボードを購入。
PCのUSB差込口が圧倒的に少ないため、USBハブも購入しました。

今、新しい有線キーボードでこの文章を打ち込んでいるのですが、
いやぁ、快適快適!もっと早く買えば良かったです。

実はスマートフォンのイヤホンも、有線・無線の両方を持って
います。が、何となく今までの流れで有線型を使う頻度が私の場合、
多いのですよね。

要は私が立派な現役アナログ世代であり、そこから
脱していないのかもしれません。それもヨシヨシ!
コメント(0) 

グローバル化 [日々の暮らし]


私が学生の頃、イギリスに旅行した際に小型ラジカセを
持っていったことがあります。まだネットが無い時代ですので、
現地のポップスやロックのラジオ番組を録音するため
だったのですね。

あれから長い年月が流れ、今やネットでイギリスの各ラジオ局を
リアルタイムで聴くことができます。日本が夜の時間帯は
現地がまだ朝。交通情報などが流れてくると本当に
懐かしくなります。

先日、BBC Soundsというサイトを見つけました。
これはBBCが放送しているラジオ局が網羅されています。
私が子どもの頃はRadio1から4まででしたが、
今はものすごい数の局があります。

面白そうと思ってクリックしたのが、
Asian Networkという局です。
インドやパキスタンからの移民がイギリスには多いため、
こうして南アジア出身の人たち向けの放送が
あるのです。

流れてくるのはボリウッド映画に出てくるような音楽。
しかもノンストップです。私がちょうど聴いたのは
Asian Network Certifiedという番組。

https://www.bbc.co.uk/sounds/play/live:bbc_asian_network

いや~、すごいすごい!!大いに楽しめました。
ダンス音楽(番組紹介にはbangerとありました)が
エンドレスに流れてきます。

私がとらえる「グローバル化」ということば。
それは、こうして移民などを受け入れ、共存しながら
相手方の文化を尊重していくことなのですね。

日本は果たしてこれから数十年後、どうなっているでしょうか?
たとえばNHKがBBC同様に日本在住移民向けのラジオ局を
開局しているかどうか、です。

もちろん、今でも他言語のニュースはラジオ第2放送でやっています。でも、
FMや通常のラジオ第1・第2放送のように、デフォルトとして
他の文化に基づく放送をする時代が来るかどうか。
これで、日本の多文化共生やグローバル化も諸外国から
推測されると思うのですね。

個人的にはとても心待ちにしています。
コメント(0) 

辞書から派生して楽しむ [英語]

仕事柄、「ことば」そのものへの興味が尽きません。
たとえば指導先や街中で英語の書かれているTシャツなどを
着ている人を見かけると、「一体何があそこには書かれているのかしら?」と
読解したくなります。先日は大学生の持っていたファイルに
"Joyful Monster"という文字が書かれて可愛いイラストも
あったのですが、そこで思ったのは、

「joyfulとhappyってどう違うのかな?」

「monsterって語源は何?ラテン語?」

などなど。そこで早速joyfulを調べてみました。
ランダムハウス英和大辞典には次のように類語が
紹介されていました:

gay 心も軽く、生き生きと活発なさま
jolly 上機嫌であけっぴろげに浮かれはしゃいでいるさま
joyful うれしさで気分が高揚しているさま
merry しばしばgayと同義だが、gayよりにぎやかに
浮かれているという意味合いが強い

ということだそうです。そう言えば、学生の頃、時々
通りがかる道沿いに「ジョイフル」という名の付くアパートが
ありましたっけ。

一方、monsterは「怪物、化け物」のことですが、
辞書には「centaur, dragon, sphinx, griffinなどの
伝説的動物」と出ています。ここで気になったのがgriffinという語。
これはギリシャ神話に出てくる「グリフィン」という、
ライオンの胴体にワシの頭と翼をもつ怪獣です。

・・・と今度は、「あれ?CNNのキャスターでDrew Griffinって
いたわよね。このグリフィンと同じスペルだったとは!」
と新たな発見に嬉しくなりました。英語圏の名字も
興味深いです。一方、CNNにはDana Bashという女性キャスターが
いますが、bashは「乱打する」という意味です。
そう言えば、CNNでたまにゲストで登場されるプリンストン大学教授に
Anne-Marie Slaughterという先生がおられるのですが、
slaughterは辞書で調べると、かなり「えぇっ?」という
意味の単語です(気になる方は引いてみて下さいね)。

あらら、またもや話がどんどん展開してしまいましたね。
でもこうして調べたことが蓄積となり、いつかどこかで
通訳現場において役に立つのだと信じています。
コメント(0) 

「すぐ使える英語表現」更新のお知らせ [掲載]

第259回は purple patch(幸運が続く時期)
というフレーズです。

https://www.hicareer.jp/inter/housou/21932.html

どうぞよろしくお願いいたします。

コメント(0) 

何とかなるんだから [日々の暮らし]

近いうちにぜひ観に行きたいと思っているのが
天海祐希さん主演の映画「老後の資金がありません!」です。

https://rougo-noshikin.jp/news/index.html

運転中に私は最近TBSラジオを聴いているのですが、
そこでもラジオCMが頻繁に流れます。あの天海さんが

「老後の資金がありませーん!」

と大絶叫するのがとても印象的なのですよね。さらにCMの終わりには

「何とかなるから、絶対!!」

というセリフもあるのです。うーん、書いているだけで
早く観に行きたくなります。

さて、今日注目したいのは、「何とかなるから!!」ということば。
私など、日頃からせっかちの割には心配性であるため、
日常生活で「わーん、どーしよう??」と思うことが
少なくありません。でも最終的には何とかなって無事終了、
となるのですよね。だったら慌てなくても良いのに、自分・・・というツッコミも。

そこでこのセリフをアレンジしてみました:

「何とかなるんだから、絶対!!」

そう、「何とかなるから」ではなく、「何とかなる『ん』だから」
というとらえ方です。慌てても騒いでも結局何とかなるのだから、
デンと構えていけば良いのです。

そう思えば何事もラクに思えてきます。
コメント(0) 

Oh come on! [英語]


日常生活において、自分の行動があまりにも
ピント外れだったり、思いがけない顛末になったりして
苦笑いしたくなることがあります。私はこれを
「お財布忘れたサザエさん」にちなんで「サザエさん」現象と
呼んでいます。

たとえば最近の例では、「卵が無くなったから買って
帰らなきゃ」とコンビニに立ち寄るも、なぜか新作スイーツに
惹かれてしまい、しかも複数の種類があったため、
棚の前でしばし熟考。食べたいほうをようやく選んで
喜び勇んでレジで会計して帰宅。冷蔵庫を開けるや
卵が壊滅状態であることを目の当たりにして、「あ、卵!!」と
叫びたくなるような状態。これぞまさに「サザエさん」です。

一方、昨日のこと。電話を掛ける用事がありました。
「そうだ!スピーカーホンにすればメモをとりながら
会話ができるわよね」と我ながら名案(?)を思い立ち、
相手の番号を入力。ところが何を思ったのか、
そのまま電話を持ち上げて耳にぴったり当てるや、
爆音で呼び出し音が聞こえてきたのです。思わず
電話を落としそうになりました。

それはそうですよね。スピーカー音量が大きいわけですから。

というわけで、またまたサザエさんになってしまいました。

で、「何やってんだか~」と独り言を唱えるも、

「あ、『何やってんだか!』の、あの雰囲気を出すのに
最適な英訳は何かしら?」

と今度は通訳者マインドに。早速検索したところ、
こちらのページがヒットしました:

https://eikaiwa.dmm.com/uknow/questions/35368/

私としては"Oh come on!"が一番しっくりきます。

最後にもう一つ。上記サイトに「ドジ」という語が出て
いますよね。今度は「ドジ」の語源が気になり、またまた検索。
「どじ」には以下のような諸説があるそうです:

*「鈍遅(鈍くて遅れをとる)」
*「とちる(物事をやりそこなう」
*「どじくじ(はっきりしないさま」

なるほど~。ちなみにイギリス英語では「ドジ」を
bloomerと言います。BBCではかつて番組内のNG集を
放映していました。たとえばこちら:

https://www.youtube.com/watch?v=CyupOtzfJg8

ユーモアの国、イギリスです。
コメント(0) 

絶滅危惧種 [日々の暮らし]


COP26がここ数日、大きなニュースになっています。
各国が地球環境を救うために何をしていくのかが
注目されています。日本は残念ながら「化石賞」なるものを
受賞してしまいましたが、とにかくこれからは
自国云々ではなく、一人一人が「自分事」としてこの課題を
とらえて歩む必要があると感じます。

今、「残念ながら」と書きましたが、「残念」という語で
思い出す書名があります。「ざんねんないきもの事典」です。

https://www.takahashishoten.co.jp/zannen/

オフィシャルサイトの説明文を読むと、この本は
「一生けんめいなのに、どこかざんねんないきもの達」
を紹介しています。出てくるのはもっぱら動物です。が、私など
「世の中のいきもので一番『ざんねん』なのは
実はヒトなのでは?」と、つい突っ込んでしまいました。

ところでずいぶん前にロシア語同時通訳者の故・米原万理さんが
「ヒトのオスは飼わないの?」という本を出しておられました。
米原さんは生涯独身でいらしたのですよね。米原さんにしてみたら
「ヒト」は「ざんねん」な存在だったのでしょうか・・・?

などと考えながら私のアタマの中は再びCOP26の話題へ。
「環境問題、と来れば絶滅危惧種も心配よね」とあれこれ考え始める始末。
そして「うーん、でもイキモノの絶滅危惧種も心配だけど、
ヒトももしかしたら絶滅危惧種になってしまうのでは!?」
と思ってしまったのでした。

このように脳内思考があちこちへと浮遊した理由。
それは、仕事がとてつもなーくハードな一日だったからでした。

また頑張ろっと!
コメント(0) 

「通訳者のひよこたちへ」更新のお知らせ [掲載]

「通訳者のひよこたちへ」第515回がアップされました。
タイトルは「孝行」、書籍紹介は
「数字でわかる!こどもSDGs」(秋山宏次郎監修、カンゼン発行、2021年)
を取り上げています。

https://www.hicareer.jp/inter/hiyoko/22038.html

お時間がございましたらご一読いただければ幸いです。

コメント(0) 

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。