SSブログ

「通訳者のひよこたちへ」更新のお知らせ [掲載]

「通訳者のひよこたちへ」第515回がアップされました。
タイトルは「孝行」、書籍紹介は
「数字でわかる!こどもSDGs」(秋山宏次郎監修、カンゼン発行、2021年)
を取り上げています。

https://www.hicareer.jp/inter/hiyoko/22038.html

お時間がございましたらご一読いただければ幸いです。

コメント(0) 

親ガチャ [日々の暮らし]

先日、ラジオを聴いていた際、「親ガチャ」についての
説明がありました。私自身、あまりなじみのない単語であり、
最近使われるようになったそうです。

簡単に説明すると、「ガチャガチャゲームで商品を
選べないのと同様、子どもは親を自ら選ぶことができない」
という意味です。

すでにご存じの方もおられると思いますが、私には
境界性人格障害の母がいます。父も母からの火の粉を避けて
夫の役割を早々に放棄しています。よって、私は幼少期から
母にとっての夫のような「サポート的存在」をも担ってきました。
そうした役割は自分に与えられた義務であり
使命であると思って生きてきたのですね。

でも、私自身、色々な人生経験を経てみると、
こうした状況というのはやはり異常だと思うようになったのです。

そのことを母に訴えるべく手紙を書いてこちらの心情を
伝える努力もしました。が、返ってきた言葉は
「娘の苦しみへの共感」ではなく、「親にこのような手紙を
送るとは何事か」という糾弾でした。今から20年以上前のことです。

以来、私は母に理解してもらうことは諦め、再び
母の機嫌と気分の乱高下と価値観の強要に耐える日々を送ってきました。
しかし最近、とうとう私の心が悲鳴を上げてしまいました。

話を「親ガチャ」に戻しましょう。

私自身、これまで自分が与えられた教育環境や
幼少期の海外在住経験などにおいては
両親に本当に感謝しています。しかし、私が辛い状況に陥っても、
二人からそろって「それは忍耐力のない早苗が悪い」と糾弾
され続けてしまうと、さすがに「うーん、親ガチャ失敗」と
思いたくなってしまいます。

ところでプレゼント懸賞などで「当選者の発表は発送をもって
かえさせていただきます」という一文がありますよね。
こちらの心情を訴えても糾弾、あるいは徹底無視をとる
両親を見ていると、親のスタンスは景品表示法の「発送をもって
かえさせて」状態なのかなと思えてきます。

落語風に、「そのこころは?」と問われれば、

「たとえ我が子の言うことが世間的に見て真実でも、
『自分は親』だから、親は子どもにどうふるまっても良い。
よって、反応しないのは子どもが悪いから」を体現したもの。

こんな感じです。朝、私のブログをお読みのみなさんにとっては
何やら朝から辛辣な文章になってしまいましたね。ただ、
世の中には私のような境遇に置かれている子どもさんや、
私同様、長年生きてきてもなお親の呪縛に苦しめられておられる大人が
います。そのことを伝えたく、本文を書きました。

みなさん、負けないで!!
コメント(0) 

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。