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表彰状もデジタルに? [日々の暮らし]

「将来もしかしたらこうなるかも」「こんな展開になったら
その後どうなるのかしら」という具合に、私はあれこれと空想するのが好きです。
というのも世の中は今、急激な速度で変化しているからです。
それこそ私が身を置く通訳翻訳業界では、かつて「自動通訳翻訳機など
まだまだ先の話」と言われていました。
ところがどうでしょう。今やAIがどんどん進歩しています。
ディープラーニングの性能も目覚ましく発達しているため、
「生身の通訳者などお金がかかるからノーサンキュー」と言われる時代も
すぐそこに迫っているのかもしれません。

インターネットやスマートフォンはもちろんのこと、電子マネーなども
あっという間に普及してきましたよね。中国では小銭や紙幣よりも電子マネー
決済がほとんどだと聞きます。「プレジデント」のオンライン版によれば、
スウェーデンのキャッシュレス率は98%だそうです。
昨年秋にロンドンへ出かけた際、市内のバスは現金不可でした。

そう考えると、これまで「モノ」として存在していたものの多くが
デジタル画面内に収まる日もそう遠くはないのでしょうね。
おそらくモノ自体が残るのは飲食品ぐらいになるのではとさえ
思ってしまいます。

ここで少し極端なシナリオを考えてみました。たとえばテニス全英オープンの
男子決勝戦。大いに盛り上がったあとの式典では優勝トロフィーの代わりに
「トロフィー画面」が選手のスマホに送信されます。
一方のオリンピック。表彰台の3選手が手にするスマホ画面上には
金・銀・銅メダルがそれぞれ表示されます。あるいはF1レースの表彰式で
繰り広げられるシャンパンのかけあい。これも「中身がもったいない」
ということで、音と映像を画面で流し、参加者と観客は3Dメガネで
バーチャルに鑑賞。デジタル技術のおかげでシャンパンの香りも再生され、
雰囲気もリアルに味わえる・・・などということも
ありうるのではと思います。

これらは極端な例であり、あくまでも私の空想にすぎません。
ただ、私個人としては、たとえば「やはり旅行時にはリアル切符を手にした方が
旅行気分が盛り上がる!」という思いがありますので、それと同様、
リアルなものはリアルなままで残ってほしいなあと思うのですね。

ちなみにF1でのシャンパンのかけあいは日本語で「シャンパン・ファイト」と
言うようですが、英訳を調べたところ、champagne showersという語が
見つかりました。
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