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ああ、度忘れ! [英語]

先日の通訳業務で、「ああ、度忘れ!」という状況に
(またもや!)直面しました。同時通訳、逐次通訳に限らず、
知っているはずなのに訳語が出てこないということは
私の場合、珍しいことではありません。

ちなみに言葉に詰まってしまったのは「睡眠時無呼吸症候群」と
「認知症」。前者はsleep apnea syndrome (SAS)で、後者は
dementiaです。

sleep apneaは放送通訳現場で数回通訳したことがあり、
英日であれば何とか訳せたと思うのですが、今回の業務は
日英でしたので、訳せませんでした。仕方なくit is a syndrome
where your breathing suddenly stops while you are sleeping
という感じで長々と説明して切り抜けざるをえませんでした。

一方、「認知症」のdementiaも本来であればよく知っていたはずの英語だったのですが、
こちらも度忘れ。苦し紛れにAlzheimer's diseaseと訳しました。
厳密にはdementiaの中で最もよく見受けられるタイプが
アルツハイマー病なのですね。

他にも「こびる」のflatterが出てこなくて苦し紛れに
act like a teacher's petとしてしまったり、我ながら
「限りなく近い状況を説明する」というポリシーで何とか
切り抜けた次第です(ああ、勉強不足!!)。

ちなみに放送通訳現場でアメリカの大寒波のニュースを訳して
いたときのこと。中継現場の記者の後ろにはfountainが
映し出されていました。「こちらも凍っています」という説明だったのですが、
そのfountainの訳を度忘れする始末。「『泉』・・・じゃなくって、
ああ、何だっけ??」と沈黙してしまいました。「噴水」と
言うまで数十秒黙ってしまったように思えたのですが、
後で聞きなおしたところ、さほど長い沈黙ではなかったので
ホッと胸をなでおろした次第です。

「噴水」よりもロシアゲート、中間選挙、大陸間弾道ミサイル、
EU離脱、予算案、政府封鎖といった単語の方が明らかに
口にしている回数は多いのですよね。ゆえに簡単な語でも
出てこないのは致し方ないのかもしれません。気を取り直して勉強です。
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