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ツタの絡まる家 [日々の暮らし]

いつもとは違う電車に乗ると、車窓からの景色に注目します。
普段とは異なる光景にワクワクしてしまうのですね。
「わあ、珍しい家!」「まだ踏切がある!」「駅メロが独特」など
景色だけでなく音への関心も高まります。

先日乗った電車で目に留まったのは、ツタの絡まる家でした。
大々的に緑色だったのではなく、一本だけひょろりと伸びて壁沿いに
張っていたのですね。将来またこの電車に乗るころには
どれぐらい覆うようになるのか楽しみです。

さて、「ツタ」は漢字で書くと「蔦」です。某有名書店が
この漢字を使っていますよね。「蔦」は明鏡国語辞典によれば
「先端に吸盤のある巻けひげで木や岩にからみつくブドウ科の
つる性落葉低木。秋の紅葉が美しいので家屋の壁や石垣にはわせ、
また盆栽にもする」と出ています。トリではないのに「くさかんむり+鳥」
というのが興味深いところです。

ちなみに蔦は英語でivyです。アメリカ北東部には「アイビーリーグ」
と呼ばれる大学がありますが、これはそうした伝統校の校舎の多くが
ivyで覆われているからだそうです。

伝統校といえばもう一つ。
イギリスではRussell Groupと呼ばれる公立大学の団体があります。
いわゆるイギリス版アイビーリーグとも言えるもので、
このグループに属している大学はいずれもレベルが高いとされています。
なぜRussellなのかと言いますと、初の非公式会合がロンドンの
ラッセル・スクエアにあるホテル・ラッセルで行われたからだそうです。

ホテル・ラッセルは赤レンガの非常に美しい建物ですが、
昨年10月にロンドンに私が行ったときは改装中でした。
現在はThe Principal Londonという名前のホテルに生まれ変わっています。

そうそう、もう一つ追加。
ホテルといえば、かつて私が勤めていたロンドンBBCのTV Centreは
BBCが移転したため、改修されています。オフィスやホテル、マンションなどに
なっていくそうです。日本企業も参入しています。

http://www.mitsuifudosan.co.jp/english/corporate/news/2016/0425/index.html
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