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工夫が喜びへ [日々の暮らし]

長年、台所の「輪ゴム」をどのように収納すべきか
迷っていました。輪ゴムは使用頻度も高いのですが、
意外とひっかかったりして取り出しにくいのですよね。

これまでは引き出しの中に小さなカップを置き、
その中にまとめて入れていました。けれども
使おうとして取り出すたびに5本ぐらい一緒になって
出てきてしまうのです。

100均で輪ゴム専用のフックがあることは知っていました。
吸盤やシールなどで貼り付けるのですね。
「便利なので欲しいなあ、やはり必要かなあ」と
ここ数か月ずっと迷っていました。
「でも家であるもので何とかならないかしら?」という
思いもあったのです。

そこでラックにあるS字フックにかけてみることに
しました。これならすっきり収まりそうです。

ただ、いざ試してみたところ、使い勝手はイマイチ。
しかもフックの下は調理台ですので、誤って輪ゴムが
食材の上に落ちる可能性があります。

ということで、「やはり100均よね」といざ出発。
店内で見つけてカゴに入れてはみたのですが、
まだ頭の中では「うーん、それでも工夫できないかなあ?」
と往生際が悪くなる始末(笑)。

結局、レジで並ぶもまた棚に戻して手ぶらで帰宅しました。

帰宅後、もう一度台所を見渡してみると、
キッチンペーパーが目に入ってきました。
そのホルダーは磁石で冷蔵庫に貼るタイプです。
私はそれを縦にして貼り付けており、ペーパーは
上から出し入れするのですね。それでその上の部分に
突き出ている金具に輪ゴムを載せてみたところ、ぴったりでした。

実際に輪ゴムを一本取ってみたところ、ペーパーの
筒の中に輪ゴムが落ちることもなく、うまく取れました。
100均で買えば確かに便利さを100円で手に入れられるのですが、
自分で工夫をしてみてスムーズに行ったときの喜び
というのは格別なのですよね。それだけで心が躍った一日でした!
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現状に前向きに [日々の暮らし]


2020年度もいよいよあと10日ほどとなりました。
年度末に向けて忙しい業界もあることでしょう。
通訳業界の場合、春と秋に訪日者が多くて繁忙期だったのですが、
コロナとなり、今ではあまりシーズンを問わず
画面越しでの会議通訳がずいぶん増えています。
私の場合は放送業界ですので、従来とあまり
変化のない印象です。

ニュースを見ていると、コロナで仕事や家を失ったり、
金銭的に打撃を受けたりと、本当に大変な状況に
置かれておられる方が多いことがわかります。今まで
当たり前だったことが、そうではなくなってしまう。
それまで想像すらしていなかったことが、現実として
自分の身に降りかかってきてしまう。それだけでも
人は心身ともに疲労困憊します。

心への負担というのは、とりわけ厄介です。
健康な状態であれば切り抜けられるようなことも、
体力と心の力が落ちてしまえば、辛くなってしまうのですよね。

でも、与えられている「今」を「無かったこと」には
できませんし、「見て見ぬふり」をすることも不可能です。
今の状況から最大限の解答を引き出すために、
何とか知恵と力を振り絞って対処するしかないと思うのです。

過去を考えても後悔しか出ませんし、先を思えば
不安しか感じられないでしょう。今この瞬間にできること「だけ」に
何とか集中することが一番なのだと思います。

私自身、こう書きながら「言うは易し、行うは難し」と
痛感しています。でも、月日は前に進むのみ。
来週木曜日には新年度がやってきます。

心身を大切にして、前を向いて歩みたいと思います。
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空を見上げて [日々の暮らし]

羽田空港への着陸ルートが変更され、我が家の近くを
飛行機が飛ぶようになりました。少しずつ高度を下げながら
着陸態勢になっているのが分かります。

私は子どもの頃から飛行機が大好きで、今も
飛行場へ行ったり飛行機に乗ったりするだけで
子どものようにワクワクしてしまいます。
自分一人では決してできない「空を飛ぶ」ということが
とても魅力に思えるのですね。

ちなみに私は高所恐怖症であり、最近でこそ慣れましたが、
以前は歩道橋やマンションのベランダでも
足がすくんでいました。ジェットコースターも
足がブラブラするタイプはダメ、高層ビルの展望台も
何となくムズムズしてしまいます。それでも
飛行機だけは別格です。

小学校低学年の頃、私はアムステルダムに暮らしていました。
スキポール空港はアムステルダムの郊外にあり、
私が住んでいたマンションのバルコニーからは
東から西に向かって着陸しようとしている機体が
いつも見えました。当時はまだ日本航空が週1本
羽田とアムスを結んでいただけでしたので、
毎週JALの鶴マークが見えると懐かしさを覚えたものです。

イギリスに引っ越した後は、ヒースロー空港に
着陸しようとしている機体がロンドンの上空をよく
飛んでいました。テムズ川の河口から上流に向かって
いくとヒースローがあるのですね。

今でも飛行機やヘリの音が上空から聞こえてくると、
つい窓を開けて見上げてしまいます。と同時に
昼間であれば雲が、夜であれば星や月が目に入ります。

日常生活でしんどいことがあっても、飛行機を見上げるだけで
生きる力が与えられるような気がしています。

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祝・ご卒業 [仕事]


今日は私が出講している大学の卒業式です。
教え始めてから数年が経ちますが、毎年
たくさんの良き学生さんたちに恵まれ、私自身、
多くの気づきや学びを頂いてきました。

若い人たちの感性、素直さ、学びへの純粋な心、
他者への思いやりなど、本当に本当に誰もが
素晴らしい学生さんでした。

私の授業は選択科目で、2年次から受講することが
できます。「サークルの先輩から紹介されて
履修することにしました」ときっかけを披露し、
その後、卒業まで毎学期参加してくださった学生さんも
います。

履修当初は緊張していた学生さんが、年を経るごとに
どんどん前向きになり、下級生の模範となり、
授業を引っ張ってもくれました。

今年度はコロナ禍での学びとなり、就職活動も教育実習も
本当に大変だったと思います。それでも課題をこなし、
ZOOMの画面越しに発表をしたり、グループワークで
積極的に発言したりと、離れていても学生さんたちの笑顔に
私の方が大いに支えられた一年間でした。

私自身にとっても、今年は前例のないチャレンジングな年でした。
この大学で指導をしていなかったら、学生さんたちとの交流がなかったら、
かなり心が折れていたと思います。

みなさん、本当にありがとうございました。

どうか社会に出られても体に気をつけて、ますますの
ご活躍を願っています。ずっと応援しています。
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とにかく優先順位で [仕事]

春というのは何かと慌ただしいですよね。日本の場合、
新年度が始まるのは4月ですので、3月は総決算の時期です。
幸い大学は授業が1月に終わりますので、成績作業や
次年度のシラバス準備などは2月までに終えることが
できました。3月はむしろ「4月以降の準備期間」となります。

一方、物事重なるときというのは重なるもので、
比較的余裕があるときもあれば、一気に物事が
押し寄せることもあります。ちなみに郵便ポストに
一通も入っていない日もあれば、事務処理や請求書関連の
ものが一気に投函されていたりということもあります。
「少しずつ送ってくれれば、一気対応で慌ただしく
ならずに済むのになあ」と思うこともあるのですよね。

何にしましても大事なのは優先順位をつけるということでしょう。
たとえば私の場合、フリーで仕事をしているため、
出社する日もまちまちです。よって、手帳を見て
きちんと仕事スケジュールを把握することが最優先です。
確認ミスで仕事に穴を空けてしまえば信用はがた落ちです。

一方、締め切りのある原稿も信用問題につながりますので、
そちらもプライオリティが高くなります。
「締め切り・日時指定」が一番大事なのですよね。

一方、期限が数週間後などであれば、今、すぐ今日に
やらなくても大丈夫ということになります。ただ、
忘れては大変なことになりますので、それを行う日を
まずはしっかり決めて、実行しなければなりません。
特に役所関連手続き(確定申告など)は期限が
決まっていますので、守る必要があります。

4月になれば授業が始まります。授業準備も
早め早めで取り掛かりたいと思っています。
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JACI(日本会議通訳者協会)掲載 [掲載]


連載中の「放送通訳の世界」
第27回は「コワい数字」というタイトルです。

https://www.japan-interpreters.org/news/broadcast-shibahara27/

宜しくお願いいたします。
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ひっくり返して遊ぶ [日々の暮らし]


先日の早朝勤務はなぜか思いの他ハードでした。
いえ、いつも通りの放送通訳ではあったのですが、
なぜかその日に限って業務終了後に異様に疲労感に
見舞われたのですね。スマホを見るのも億劫に
なるぐらい、脱力状態でした。

帰路の電車内で中吊り広告をボーっと眺めて
いたときのこと。「そう言えば2文字から成る漢字って
ひっくり返したら違う意味になるものもあるのよねー」
と思いつきました。

きっかけとなったのは、車内アナウンスだったのですね。
車掌さんが「緊急事態宣言が発出されております」と
述べた時、「はっしゅつ」ってあまり耳にしない単語だなと
思ったのです。

「『発出』ってひっくり返したら『出発』だわー」

と気づいた途端、がぜんスイッチが入ってしまい、
その後はひたすらひっくり返し探しに没頭してしまいました。

たとえば:

転移・移転、出演・演出、身分・分身、礼儀・儀礼、
法律・律法、列車・車列、部外・外部、店名・名店、
端末・末端、会社・社会、格別・別格、本日・日本などなど

それにしても日本語学習者はこうしたことも勉強しないといけない
のですよね。私が外国人であったら、多分日本語は
難しすぎたかも・・・。
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工夫が実ると嬉しい [日々の暮らし]


生活動線を見直したり、モノの置き場所を変えたりと、
なぜかここ最近、そのことばかり考えています。
小さな試みであっても、それがストレス軽減につながると
「やってみて良かった~」と思えてくるのですよね。

たとえば最近ハマっているのは、「市販のパンの袋に
ついているプラスチックの留め具」を保管しておくことです。
これを家電プラグに付けるのですね。留め具に
油性ペンで「トースター」「ポット」「コーヒーメーカー」などと
書いてカチッとはめ込みます。こうしておけば、
コンセントに差し込んだ際、何の家電か一目でわかるのです。
もちろん、電源コードをたどっていけばどの家電かは
判明しますが、コンセントのところで分かれば
時間節約になります。

もう一つ、台所に関して工夫したのは、「垂直空間の活用」です。
それまで私は家電を水平面に並べていました。
でもそうすると調理台がどんどん狭くなってしまいます。
さりとてキッチンカウンターや隙間家具などの大物を
買えば、台所面積を占領してしまいますよね。
よって、「とにかく上に上に置いてみる」と試みてみました。
キッチン専用のレンジラック(横にも縦にも調節
できるタイプ)を購入し、家電やよく使うものを並べた
ところ、実にすっきり収まりました。

三又プラグに関しても、出っ張りがないタイプを選んでみたり、
コードをまとめても大丈夫そうな家電であれば、
あえてコンパクトにしてみたりと、楽しくあれこれ
トライしているところです。
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「通訳者のひよこたちへ」更新のお知らせ [掲載]


「通訳者のひよこたちへ」第484回がアップされました。
タイトルは「価値観に沿って生きる」、書籍紹介は「文房具語辞典」
(高畑正幸著、誠文堂新光社、2020年)を取り上げています。

https://www.hicareer.jp/inter/hiyoko/20621.html

お時間がございましたらご一読いただければ幸いです。

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生活動線見直し [日々の暮らし]


あれほど日没が早かったのに、気が付けば夕方6時過ぎでも
まだ明るい状況が続いています。確実に春がやってきて
いるのですよね。先日はものすごい雨でしたが、
その後、月曜日はお天気に恵まれた関東地方です。

気候が良くなると、何となく私は色々と動きたくなります。
ただ、まだコロナが心配ですので、今、熱中しているのは
片付けです。とりわけここ数日、見直しているのが生活動線です。

何の疑いも無しに家の中には物を定位置に置いており、
それが風景の一部と化していました。「でも、本当に
その場所で良いのかな?もっと効率的にならないかしら?」
と考えてみたのですね。

たとえば戸棚や引き出しの中に入れているものも、
もっと取りやすい場所に移せるかもしれません。

先日見直したのはキッチンツールでした。
私はなるべく「用途ごと」に入れるようにしています。
たとえばお菓子作りの道具(小麦粉やベーキングパウダー、
泡立て器、麺棒、お菓子レシピ本など)は
まとめて一つのバスケットに入れて、棚の中に
おさめていました。

でも、小麦粉は普通のお料理でも使う頻度が特に
最近増えています。そのたびに、お菓子バスケットを
ヨッコラショと出していたのですね。
ですので、小麦粉は調味料入れの方へ移しました。

一方、我が家の包丁入れは包丁4本が入りますが、
使用しているのは2本分だけです。キッチンバサミは
引き出しに、ピーラーは別の扉の裏のフックに
かけていたのです。

ネットで調べたところ、包丁入れにキッチンバサミを
さしている方を発見!そこで私も同様にして、
もう一つ余っている包丁入れにS字フックをかけて、
そちらにピーラーをつるしました。これで
「刃物系」は同一個所にまとまったことになります。

ささやかな移動ですが、何だかそれだけで嬉しくなってきました。
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