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謝罪 [日々の暮らし]

10月9日の日経新聞夕刊に「おわびで誠意伝えるには」という
記事が掲載されていました。仕事をしていて避けられないのは
取引先やお客様への謝罪です。謝り方をどうするかによって、
その後にも大きな影響が出てきます。

この記事では、企業のクレーム対応に携わる方や
スタイリストの方などによるヒントが紹介されていました。
ポイントは以下の通りです:

*服装(男性):黒ずくめのスーツは葬儀を連想させるので避ける。
グレーや紺がベター。白ハンカチはマスト。ワイシャツには
しわがないよう気を付ける。相手が女性であれば、眼鏡を
丸型のものに変える。

*服装(女性):スカートは膝丈。髪はまとめる。
落ち着いたメイクで。アクセサリーは控えめに。

*声のトーン:低めにする。

*手みやげの例:和解が成立した日に手みやげを持参。
あんこが詰まった老舗の和菓子を手みやげにすることで、
「重量感のあるお菓子に、事態を重く受け止めているという
意味を込める」とのこと。

記事には図解でお辞儀の角度や具体的な表情などについての
説明もありました。

https://www.nikkei.com/article/DGKKZO36247380Z01C18A0EAC000/

ところで「謝罪」と言えば、2013年に映画「謝罪の王様」
(監督・水田伸生、脚本・宮藤官九郎、主演・阿部サダヲ)が
公開されています。実はこの映画の中でほんの数秒ですが
「放送通訳者の声」で出演いたしました
(エンドロールに小さ~~~く名前が出ています)。

謝罪に関する実に楽しい映画です。
ご興味がありましたらDVDでぜひご覧くださいませ。

https://www.toho.co.jp/movie/lineup/king-of-gomennasai/

https://sanaeshibahara.blog.so-net.ne.jp/2013-09-27
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「フェイクニュース」に関するフォーラム [日々の暮らし]

トランプ政権誕生以来、何かとよく出てくるキーワードの一つに
「フェイクニュース」があります。このトピックをテーマに
来たる12月1日土曜日午後、白鴎大学でフォーラムが行われます。

「白鴎大学フォーラムin小山
日米メディア考察 フェイクニュースと政治 ―ネット社会への警鐘―」

http://hakuoh.jp/about/about_12_10.html

基調講演はジャーナリストの池上彰さん、
パネルディスカッションでは池上さんを始め、
ジョン・モートン氏(ハワイ大学副総長)、
ウィリアム・マラード氏(ロイター日本支局長)、
後藤謙次氏(白鴎大学特任教授)が登壇されます。

場所は栃木県小山市ですが、新幹線で東京からは40分、
上野東京ライン・宇都宮線でも1時間少々で到着できます。
フェイクニュースにご興味のある方、お勧めです。

参加費は無料、抽選で400名だそうです。
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「通訳者のひよこたちへ」更新のお知らせ [掲載]

「通訳者のひよこたちへ」第369回がアップされました。
タイトルは『Just ask!』、書籍紹介では
「首都圏 大学図書館ガイド オトナの知的空間案内」
(斉藤道子著、メイツ出版、2015年)を取り上げました。

https://www.hicareer.jp/inter/hiyoko/13849.html

お時間がございましたらご一読いただければ幸いです。
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NHK「世界へ発信!英語術」掲載 [掲載]

10月16日火曜日の翻訳・解説を担当いたしました。
「豊洲市場が開場」というニュースです。
お時間がございましたらご一読いただければ幸いです。

https://www.nhk.or.jp/snsenglish/news/n181016.html

どうぞよろしくお願い申し上げます。
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きっかけは「本」 [日々の暮らし]

昔から建築やデザインに興味があり、街中を歩きながら
さまざまな建物を見るのが好きです。もっとも私の場合、
本格的に学んだわけではなく、学術的に詳しいわけでも
ありません。もっぱら鑑賞して「いいなあ、素敵だなあ」
と思うレベルです。でも、日常生活で美しいものを見ると
人は幸せになれますよね。その感覚を味わいたくて、
今日も色々なものに注目しています。

ところで私は指導先で「週1冊、新書を読み、それについて
30秒でスピーチする」という課題を出しています。
Cover to coverで読む必要は全くなく、自分が好きな本を
パラパラとめくるだけでもOK。大事なのは「とにかく
本に親しむこと」と「多様な分野に興味を抱くこと」です。
新書は手頃で読みやすく、特に最近の新書は雑誌やムックの
延長のようなものもあります。デジタル全盛期の昨今ですが、
紙の本から何か生きるヒントを得てもらえればとの思いで
この課題に受講生には取り組んでいただいています。

先日私が図書館で借りたのは「日本の建築家はなぜ世界で愛されるのか」
(五十嵐太郎、東北大学都市・建築理論研究室著、
PHP新書、2017年)です。あまり日本のマスコミでは
報道されていないのですが、実は日本人建築家というのは
世界で大活躍しているのですね。本書はその系譜を
歴史的に振り返る一冊です。

中でも興味深かったのが、1974年生まれの石上純也氏の
活躍です。2014年にはオランダのレーワルデン近くにある
ファイヴァーズバーク公園(Park Vijversburg)で
ビジターセンターを完成させました。ガラスと自然が調和する
素敵な施設です。公園の公式HPはこちらですが、グーグルで
画像検索をかけるとたくさん出てきます。

https://vijversburg.nl/ontdek-het-park-vijversburg/gebouwen-2/paviljoen/

私は幼少期にオランダで暮らしていたのですが、この記述を読み、
昔の懐かしい記憶が一気に浮かんできました。
近所にあった緑豊かなボスバーン公園、遠足で出かけた公園にあった
ハムスターの回し車のような遊具、アムステルパークで乗った
ミニトレインなどが走馬灯のようによみがえったのです。
いずれも無邪気な子ども時代の幸せな記憶です。

本書を読むまでそうした光景は私の記憶の奥底に潜んでいたのですが、
本がきっかけでその思い出に浸れるのは幸せなことです。
早朝の静けさの中、この本を読みながら、「今日も一日頑張ろう!」
と思ったのでした。
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リスクを覚悟して一歩を踏み出す [仕事]

最近の日経新聞はカラーページがずいぶん増えたと思います。
私が幼少期の日経と言えば、活字も小さく、もちろん
カラーはありません。経済メインの新聞というイメージで
敷居の高いものでした。通訳の勉強を始めた大学時代、
先生から「通訳者を目指すなら日経新聞を読みなさい」と
言われたことを覚えています。いざ、読み始めてみたものの、
とにかく私には難しかったですね。それでも毎日「めくるだけ」と
言い聞かせて読み続けていたところ、何となくわかるように
なってきたのです。

今ではそのような「堅いイメージ」も薄れた日経で、
ここ数年は別刷りマガジンもありますし、平日でも
写真がメインのインタビュー記事が掲載されています。
今日ご紹介するのは、「投資特集」の中に出ていた
岡田武史氏のインタビューです。サッカー日本代表の元監督で、
今はFC今治のオーナーです。

次のことばが印象的でした。

「リスクを覚悟して一歩を踏み出せば、
不思議と人は助けてくれるのです。
必要なのはビジョンです。
ビジョンを持って本人が達成したいとワクワクしているから、
みんながそれに賛同してくれるのだと思うのです。」

私自身、これまでの仕事人生を振り返ってみると、
本当に多くの方に助けられ、支えられ、ご縁をいただきながら
今に至っていると感じます。特にフルタイム会社員から
フリーになったときなど不安だらけでしたし、今でも
自分の健康や年齢的なことを考えれば、色々と考えることが
あります。

それでもリスクを覚悟することにより、
自分が社会でどのようなことをしたいのかを
きちんと把握していれば、応援して下さる方は
必ず現れると思うのですね。実際、これまで私が
「あ、この人、応援したいな」と思えた方というのは、
いずれも自分のポリシーをしっかりと持ち、
自己研鑽し、笑顔で覇気があり、常に前を向いている方々です。
そうした人たちから私の方が多くの勇気をいただけているのですね。

自分で自分のファンになる。自分のファンを増やす。
誰もがそうした熱い思いを持つことができれば、
それこそ「働き方」自体が改革されるのかもしれません。

(2018年10月4日木曜日 日本経済新聞朝刊より)
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お待ち遠様でした [日々の暮らし]

早朝シフトの日はいつも決まった電車で通勤しています。
乗っている人たちもほぼ同じです。「あ、あの人、今日も
端っこに座っている」「あの方は先日もコンビニのパンを
食べていたっけ」という具合に、顔なじみになってきます。
現に私自身、乗換駅でグーグー寝てしまっていたときに
「着きましたよ」と起こしていただいたことがありました。
朝早い時間帯は乗り過ごしてしまった場合、引き返すにも
電車の本数が少ないのですよね。起こしてくださった方には
本当に感謝しています。

ところで先日、早朝の丸ノ内線に乗った際、運転手さんが
出発間際に「お待ち遠様でした」という言葉を使っていました。
最近は「お待たせしました」をよく聞く分、何だかとても
懐かしい気分になりましたね。こうした「様」ということばは
日本語でも他にいくつかあることを思い出した次第です。

たとえば「お世話様でした」「ご苦労様でした」
「お疲れ様でした」「お粗末様でした」などなどです。
「新明解国語辞典」には「御」の見出しのところに
以下の説明がありました:

「『お・・・様(サマ)』の形で、相手に対する同情や
ねぎらいの気持を表わすのに用いられる」

また、別の日本語学習サイトを見たところ、"'Sama' is a suffix
used after addressing someone and makes the addressed person very respective"
とも出ていました。

何気なく使っている日本語も、こうして分析してみたり、
英語の観点から見たりしてみると新たな発見があります。
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思い出がよみがえるとき [日々の暮らし]

友人と話をしていたときのこと。人事異動でしばらく
Tという街に通勤していたと聞かせてくれました。

その街は私にとって本当に懐かしい場所です。
と言いますのも、中2でイギリスから帰国した当初を思い出すからです。

帰国直後、私は家の隣にあるマンモス公立中学校に
編入しました。ところがその学校が帰国子女を受け入れたのは
私が初めてでした。先生方も対処法がわからずじまいだったのです。
しかも当時は学校が荒れていた時代。学年を超えて
全校生徒がわざわざ私のことを教室まで見に来ました。
「なんかさあ、ウチの学校にガイジンが入ったらしいよ」と言いながら。

私はその学校に適応できず、1週間通っただけでギブアップしました。
幸い学区外に帰国子女受け入れ校があることを知り、
そちらに通うことにしたのです。
その中学校があったのがTという街でした。
1時間以上かけての遠距離通学が始まりました。

その学校は校長先生を始め先生方が素晴らしく、私は
のびのびと学校生活を楽しむようになりました。
友人もたくさんでき、毎日が充実していきました。

ところが中3になるのを前に転居が決まってしまったのです。
父の仕事の都合でした。結局、Tの街まで通ったのは
わずか半年です。けれども私にとってはたくさんの思い出の詰まった
ものとなり、あの時期が今の自分を支えてくれているとも思っています。

以後、私はTの街へ行く機会がないまま、現在に至っているのですが、
友人がその街の名前を口にしてくれたおかげで、
楽しかった14歳の頃があざやかによみがえりました。
おそらくあの会話がなければ、記憶の奥底にしまわれたまま
だったと思います。

ひょんなきっかけで、しばし幸せな時間に浸れたのでした。
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「東京駅からはじまる あなたのエピソード」掲載のお知らせ

過日、TOKYO STATION CITYが募集していた
「東京駅からはじまる あなたのエピソード募集」に
応募したところ、HPに掲載していただきました。
留学前の出来事を綴った一文です。
31エピソードの19番目に掲載されています。
他の文章もみなさんそれぞれが東京駅への思い出を
熱く記していらっしゃいます。

http://www.tokyostationcity.com/special/startwithyou/campaign2018/

お時間がございましたらご一読いただければ幸いです。
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「放送通訳者直伝!すぐ使える英語表現」更新のお知らせ [英語]

第185回はhave a finger on the pulse of ... というフレーズです。

https://www.hicareer.jp/inter/housou/13766.html

お時間がございましたら、ご一読いただければ幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。

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