SSブログ

お待ち遠様でした [日々の暮らし]

早朝シフトの日はいつも決まった電車で通勤しています。
乗っている人たちもほぼ同じです。「あ、あの人、今日も
端っこに座っている」「あの方は先日もコンビニのパンを
食べていたっけ」という具合に、顔なじみになってきます。
現に私自身、乗換駅でグーグー寝てしまっていたときに
「着きましたよ」と起こしていただいたことがありました。
朝早い時間帯は乗り過ごしてしまった場合、引き返すにも
電車の本数が少ないのですよね。起こしてくださった方には
本当に感謝しています。

ところで先日、早朝の丸ノ内線に乗った際、運転手さんが
出発間際に「お待ち遠様でした」という言葉を使っていました。
最近は「お待たせしました」をよく聞く分、何だかとても
懐かしい気分になりましたね。こうした「様」ということばは
日本語でも他にいくつかあることを思い出した次第です。

たとえば「お世話様でした」「ご苦労様でした」
「お疲れ様でした」「お粗末様でした」などなどです。
「新明解国語辞典」には「御」の見出しのところに
以下の説明がありました:

「『お・・・様(サマ)』の形で、相手に対する同情や
ねぎらいの気持を表わすのに用いられる」

また、別の日本語学習サイトを見たところ、"'Sama' is a suffix
used after addressing someone and makes the addressed person very respective"
とも出ていました。

何気なく使っている日本語も、こうして分析してみたり、
英語の観点から見たりしてみると新たな発見があります。
コメント(0) 

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。