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「波長が合う」 [日々の暮らし]

日経新聞の夕刊1面、下の段には「あすへの話題」というコラムが
あります。これは期間限定・日替わりで各界の方が
寄稿するものです。企業経営者もいれば、作家や芸術家など、
その顔ぶれも様々です。

10月22日月曜日に寄稿されていたのは、コニカミノルタ取締役会議長の
松崎正年さん。タイトルは「スイッチオフの時は」です。
エルトン・ジョンについて綴っておられました。

松崎氏いわく、学生時代にたまたまFM放送で流れていたのが
エルトン・ジョンの曲で、「なぜか波長が合うので、
ずっと作品を追ってきた」のだそうです。

「波長が合う。馬が合う。相性が良い」

このような表現がありますよね。
私は中学時代にとても好きな先生がいたのですが、
友達いわく「え~?私は苦手だなー」とのこと。
一方、クラスメートが「良いよね~、〇〇先生」という教師に対して
私はと言うと、何か響くものがあったわけではありませんでした。
要は人間ですので、相性というものがあるのだと
その時感じたのでした。

通訳の仕事をしていると、基本的には単発の業務が多いため、
人との出会いも一期一会です。その際、強烈な印象を私に
残すぐらい、素晴らしい方と巡り合うことがあります。
わずか数時間、通訳させていただいただけなのに、
私の価値観をガラっと変えてくださるほど、
大きな印象を与えてくださる方がいるのです。

ちなみに私はフリーランスで通訳をしており、
いくつかのエージェントに登録し、そちらから仕事を
依頼されています。振り返ってみれば、そうした
エージェントさんとのお付き合いも
ずいぶん長いものになってきました。
これもエージェントさんと私との相性が合ったからなのでしょう。

一方、日常生活の中で、ふとしたきっかけで波長の合う人との
出会いがあると本当に幸せです。そのような出会いは
案外思いがけないタイミングだったりします。

波長の合う人というのは、言い換えれば、
先方もこちらの生き方や価値観に共感してくれるからなのかもしれません。
そうであればなおのこと、自らの生活態度をしっかりとさせて、
恥ずかしくないような生き方をしなければと私は感じています。
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