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コラム更新のお知らせ [掲載]

「通訳者のひよこたちへ」第363回がアップされました。
タイトルは『計画倒れにならないために』、
書籍紹介では「鉄道駅スタンプのデザイン」
(関田祐市監修、青幻舎、2014年)を取り上げました。

https://www.hicareer.jp/inter/hiyoko/13226.html

サイトがリニューアルされ、スマートフォンでも読みやすくなりました。
ご一読いただければ幸いです。
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読み違い [仕事]

通訳業務の際、下調べの段階で大量の資料を読みます。
私の場合、まずは母語の日本語で情報を徹底的に集め、
基礎知識を付けるのが第一ステップです。その後、
同じ内容を英語で読んでいきます。逆のやり方では
時間ばかりかかってしまいます。まずは知識ありきということで
時短を図っているのですね。

日本語にも英語にも速読術なるものは存在します。
私も速読に関する本を読み、自分なりにトライしてみました。
タイマーを使ったり目の動きを意識したりと
色々あるようです。ただ、結局私にとって一番効果が
あったのは、自分なりに工夫をして読むスピードを
上げることでした。通訳業務の場合は、自分が求める
情報もある程度絞り込むことができます。よって
すべての本を読むのではなく、キーワードを探しながら
読むにつれてスピードも上がったように感じます。

なお、英語と日本語で大きな違いとなるのが、
視覚的に見た際の認識率です。私の場合、やはり
漢字というのは図のような感じですので、パッと見ただけで
分かりやすいと感じます。英語の場合は、すべてアルファベットを
つなげたものですので、漢字より識別するのに時間が
かかるのですね。

ところで漢字で思い出したことがあります。
先日のこと、観光パンフレットを駅で入手したときです。
その地域は友禅が有名だとか。最近は体験型ホリデーも
人気らしく、そのページには「手描き友禅体験」とありました。
ところが、パッと見た瞬間、私には

「手抜き友禅体験」

と読めたのです。「描」の「てへん」と「友禅」の「友が
組み合わさってしまい、「手抜き」に見えたのでした。
思い違い、ですよね。

もう一つ思い出しました。ミススペルに関してです。
先日シフトで入ったCNNでトランプ大統領に関するニュースが
ありました。グラフィックスでPRESIDENTと入れるべきところ、
そこに書かれていたのは「PREISDENT」だったのです。
同時通訳しながら、「あっ!!ミススペル発見!!!
よほど急いでこのグラフィックスを作ったのかなあ。
でもミススペルって自動修正されないのかしら?
気付かなかったのかなあ」などと思いは製作スタッフの方に。

こうなってしまうと、本来集中すべき同時通訳の作業が
二の次になってしまいます。コンマ数秒間のことでしたが、
「やめやめ!今は同時通訳に集中・・・って、私、今、
もしかして何か訳し落とした???」と不安になったのでした。
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