SSブログ

カズ選手のことば [日々の暮らし]


日経新聞スポーツ面に連載されている
三浦知良選手の「サッカー人として」。
いつも考えさせられる内容で、愛読しています。

4月9日金曜日朝刊のタイトルは「絶望の中で自分と戦う」。
言及されていたのは競泳の池江璃花子選手についてでした。
池江選手が五輪の出場権を手にしたという内容です。

印象的だった文章の引用と私の感想を記します。

「競泳ができなくなる、仕事ができなくなる。
そうではなくて、これから自分が生きていけるのか
という地点から彼女の絶望との戦いは始まっている。
その体験をした人でなければわかり得ない次元の話だ。」

→自分の命がどうなるかわからない、ということは
それを目の当たりにした本人以外はわからないのですよね。
カズ選手も書いておられますが、私も自分の生命が
左右されるような病気や事故に遭ったことがありません。
池江選手を始め、大病になった方のことは
私自身の乏しい想像力の域にとどまってしまうと思いました。

「そう考えると僕がこれまで味わった絶望などは、
自分が頑張ればなんとかなるという類いのものだ。」

→私もこれまで「大変だなあ」と思うことに直面した
ことはあります。でも、自分が何らかの工夫をすれば、
必ず打開できるものなのだと改めて感じます。

「アスリートの僕らは好きなことをやれている。
つらいことも付き物だけど、誰に対してでもなく、
自分に常に厳しくありたい。」

→私自身、フリーの通訳者として大好きな仕事を
やれているのは本当にめぐまれていると思います。
だからこそ、人生に安易に絶望したりせず、
問題に直面したら自分の中で必死に考え、
カズ選手が言う通り「しっかり自分をコントロールすること」
「意識の矛先を自分へ向けられる人間」に
なりたいと思います。

カズ選手は「自分のコントロールの及ばぬものを
変えていくことは難しい」と述べています。
これは家族、仕事相手、友人だけでなく、
自分に降りかかる出来事などすべてに当てはまりますよね。
月並みですが、「変われるのは自分だけ」ということばを
改めて肝に銘じて、前向きに歩みたいと思います。
コメント(0) 

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。