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「通訳者のひよこたちへ」更新のお知らせ [掲載]


「通訳者のひよこたちへ」第486回がアップされました。
タイトルは「理想の教師像」、書籍紹介は
「70歳のたしなみ」(坂東眞理子著、小学館、2019年)
を取り上げています。

https://www.hicareer.jp/inter/hiyoko/20763.html

お時間がございましたらご一読いただければ幸いです。

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新しいことば [仕事]


ことばを生業にしているため、新しいことばに魅了
されます。かつてそうした新語を「仕入れる」格好の場は、
月一度通っていたヘアサロンでした。コロナの前は
ファッション雑誌を読むことができたのですよね。
少し古いですが、「美魔女」「ヘビロテ」「コスパ」を始め、
「悪目立ちしない」「とろみスカート」「抜け感」など、
私としては「こういう表現が今はあるのね!」と発見ばかりでした。

一方、最近注目しているのは、「まるっと」「サクサク」
「ほぼほぼ」です。これらも今や立派に市民権(?)を
得ていますよね。

調べたところ、「まるっと」は「まるごと」から来ている
そうですが、この言葉への好き嫌いは分かれているようです。
私自身は「まるっと」は使わないのですが、何となく
それこそ丸々した柔らかいイメージなので、特に
嫌悪感はありません。

「サクサク」はコンピュータの動作が迅速に動く様子を
表す際に使われますよね。昔であればビスケットを食べる際の
擬音語でしたが、今はすっかりデジタルの世界で主流と
なっています。

「ほぼほぼ」もよく耳にしますが、こちらはNHK放送文化研究所によると
「ほぼ」を強調した表現だそうです。ただ、カジュアルゆえ
「ニュースなどでは使わない方が良い」とあります。

https://www.nhk.or.jp/bunken/research/kotoba/20181101_4.html

私は特に違和感を抱かなかったため、実は現場で使って
しまったことがあるのですが、その後、放送の世界における
「ほぼほぼ」の位置づけを知り、今後は使うのを控えようと
思ったのでした。

ことばは生き物。新しい語にしかめっ面をするよりも、
楽しみたいと思います。
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