あてつけ掃除

日常生活の中で、「うーん、何だか理不尽」
「どうも釈然としない」ということは誰にでも
ありますよね。私自身、小さいことは気にしないというのが
理想ですが、まだまだ人生修行中だと思っています。
ですので、全てにおいてお釈迦様のような広い心には
正直なところ、なかなかなれません。

先日も、とあることでモヤモヤしてしまいました。
納得しなければいけないのでしょうけれども、
なかなかそうならない。「ここは大人の対応で
静かにやり過ごせば良し」と心の中の自分は
必死に叫んでいます。

でもその一方で、「だけどねえ・・・」と反論する
自分もいるのです。

このようなとき、以前の私であれば、堂々巡りになって
いました。あれこれ考えすぎたり、自分を否定したり
正当化したり、という具合。日記に不満をダーッと書き出したり、
思考の流れを図式化したりしていました。

が、今回はそうしませんでした。

とりあえず思考ストップ。

代わりに、水回りの掃除を始めたのです。
まずはお風呂場掃除から。

お風呂場の利点は、ドアを閉めて掃除をすること。
しかもシャワーを流すので、小声でブツブツ言っても
外に漏れません。洗剤をスプレーしてスポンジで
ごしごししたのですが、まあ、いつも以上に力が入った
おかげで、とてもきれいになりました。目地専用の固いブラシも
使って、隅々まで美しくなりましたね。

引き続き、洗面台の掃除へ。
このあたりになるとテンションもだいぶ落ち着いてきて
いました。こちらもいつもよりは力が入ったようで（笑）
奇麗になったのなんの。

最後はお手洗い。

こちらは力を入れれば入れるほど、きれいになりますので、
ピッカピカになりました。

というわけで、命名：

「あてつけ掃除」

誰にあてつけるわけでもないのですが、内心感じた
不条理への生産的な反撃となりました。

断捨離や片付けに連なるセラピーかも。