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理不尽よりも楽しさへ [日々の暮らし]


どの国においても親や社会は子どもに対して
「正直であれ」「嘘をついてはいけない」といったことを
教えますよね。宗教にもそのような内容は盛り込まれて
いますし、人として生きていく上で誠実さというのは
とても大切だと思います。

けれども、いざ社会に出てみれば、色々なことに
私たちは遭遇します。いつもハッピーなことであれば
人生幸せに生きていけるでしょう。けれども
納得がいかないことや理不尽なこと、「なぜ私が
こんな目に遭う?」といったやり切れなさに
直面します。

そのような時、どうとらえるかが問われると思うのです。

子どもの頃から私は空気を読んだり、相手の言動を
深読みしたりしてしまう習性があります。人生経験を積むことで
多少は緩和されましたが、完全になくなったわけではありません。
ゆえに今でもそんな自分の認知能力のいびつさに
げんなりすることがあります。でもこれも自分。
修正の努力はしていますが、一朝一夕に変わるものでも
ないようです。仕方がありません。

たとえば、何か大変な目に遭い、それでも
「相手方と今後も良き関係を続けていきたい」、あるいは
「このお店を使い続けたい」というのであれば、
何らかの方法で自分の思いを伝えることでしょう。
喧嘩になるのは避けたいですが、それでも自分の思いを
理解してもらいたいという気持ちが強ければ、
行動に出ると思います。

ちなみに私の場合、「あ、もうこのお店には二度と来ないな」
と感じてしまった場合、文句を言ったりすることは
ありません。言うだけでエネルギーを消耗しますし
くたびれるからです。静かにその場をやり過ごして、
そことは今後の人生において接点を持たないと
心の中で強く思う。それで十分だと考えています。

見方によっては、弱腰なのかもしれませんし、
「言うべきことを言わないのは無責任」というとらえ方も
できます。「そんな風に逃げてばかりでは、世界が
狭まる」という考え方もあるでしょう。

でも、今の自分のやり方はこれ以外考えられないのなら、
それを正正堂堂とやれば良いと思うのですね。

怒っても悲しんでも仕方なし。

その時間とエネルギーを「楽しいことを目指す人生へ」と
転換させたいと思っています。
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