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コラム更新のお知らせ [各種連載]

「通訳者のひよこたちへ」第320回がアップされました。
『今日もていねいに言葉を発する』というタイトルです。
書籍紹介では、「首里城への坂道」(与那原めぐみ著、
中公文庫、2016年)を取り上げております。

http://www.hicareer.jp/inter/hiyoko/320.html

「放送通訳者直伝!すぐ使える英語表現」
第161回のフレーズはKeep us in the loopです。

http://www.hicareer.jp/english/housou/161.html

どうぞよろしくお願いいたします。
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使わなくなったことば [日々の暮らし]

ことばを生業にしているため、時代と共に
言語がどのように変化しているかに興味を抱いています。
特に面白いなあと思うのが、「廃れてしまったことば」です。

先日のリック・アストリーのコンサートでは
本人が何度もgigという語を使っていました。
最近はconcertの代わりにこの語を使うのかもしれませんね。
興味深いのは、英和辞典と英英辞典における語義の
順番です。ロングマン現代英英辞典では、

a performance by a musician or a group of musicians
playing modern popular music or jazz

と最初に出ています。ジーニアスでは2番目の見出しに、
リーダーズでは5番目の見出しに「生演奏」という
語義が出てきます。

そういえば日本語でも最近は「音楽会」という言葉を
めっきり耳にしなくなりました。広辞苑で引いてみると、
例文として幸田露伴の作品から引用がなされていますので、
古い語なのですよね。

ちなみに「ディスコ」も聞かなくなりましたし、
「アベック優勝」や「アベック」も見なくなりました。
「いいなずけ」「フィアンセ」も同様です。

そう考えると、今流行していることばもあと
数十年経てばレトロな響きになっていくのでしょうね。
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