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衛生車からWHOまで [日々の暮らし]

今でこそ日本のウォシュレットは大人気ですが、
私が子どもの時はそもそも水洗トイレなど
まだ普及し始めたころでした。私が横浜で暮らしていた
家は大きな敷地の中に立つ平屋建て。
庭にはたくさんの木々が植えられ、近所の子どもたちと
よく遊んでいました。今は狭小住宅・3階建住宅など、
限られた敷地に家がたくさん建っていますが、
当時の横浜の郊外というのは土地があり、
そうした家が結構あったのですね。

広々とした空間で暮らせた反面、水回りなどは
まだまだ発展途上の時代でした。お湯は湯沸かし器を
使わなければならず、これまた子どもには
操作の難しいシロモノでした。ガス管をひねり、
ガスを小出しにしているところにマッチの火を湯沸かし器の小窓にかざして
「ボッ!」と着火させるのです。両親は難なく
それをおこなっていましたが、子どもの私など
怖くて近寄りませんでしたね。湯沸かし器が
稼働していなければ、蛇口をひねっても出てくるのは
お水だけです。

お手洗いも同様の状態で、当時は吸引式でした。
当時はどこの家もそんな感じで、バキュームカーを
街中でよく見かけたものです。ちなみに今は
バキュームカーを「衛生車」と呼ぶようです。

先日のこと。車を運転中、久しぶりにバキュームカーを
見かけたので、またまた好奇心がわいてきました。

メーカーはどこ?海外にもあるのかしら?
どういう仕組みになっているの?

・・・などなど、色々と調べたくなったので、早速検索。
日本の最大手はモリタエコノスという会社だそうです。

http://www.morita-econos.com/hygiene/hygiene/

HPの左下にはMORITA MUSEUMのアイコンがあります。
こちらが実に面白かったですねえ。会社の歴史が写真つきで
説明されています。

・・・と、そのアイコンの上にはネットショップも。
今まで知らなかったのですが、消防車などもモリタが
作っているそうです。と、そこからさらに気になり楽天で
調べてみると、なんとレスキュー車をキーワードにした
グッズを販売しているサイトも見つかりました。
Tシャツやミニカーだけでなく、ポストカードなども
あります。ニューヨークの消防局FDNYのロゴ付グッズや
Star of Lifeマークのものもあります。スター・オブ・ライフとは
医療のマークで、「アスクレピオスの杖」とも言われます。
杖に蛇が巻き付いているもので、おそらく誰もが一度は
見たことがあると思います。

・・・という具合で調べていたら、この杖はWHOのマークにも
描かれていたのですね。ちなみに今年6月までWHOの事務局長
(Director-General)を務めたのは香港出身のマーガレット・チャン氏です。
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