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なぜかオランダから [日々の暮らし]

数か月前からイギリスの月刊雑誌を定期購読しています。
インターネットで現地出版社へ申し込みをし、
クレジットカードで支払い完了。あとは毎月届くのを
待つばかりという仕組みです。すべてネットでやりとり
できるのですから、本当に便利な時代ですよね。
昔であれば支払いも小切手、契約も郵送でおこなっていたのです。

雑誌はビニール製の封筒に入れられて届きます。
興味深いのが、右上に添付されている郵便料金シールです。
業務用であるからなのか、通常の切手ではなく、
シールになっています。しかも2枚重なっています。

1枚目はイギリスのRoyal Mailの横型シール。
消印のところにはPostage Paid GB Ashfordと
書かれています。アッシュフォードはケント州にある街です。
その文字の左に「1」とあります。これは
イギリスの郵便ではFirst Class、つまり
一番早い料金で送ることを意味します。

そしてそのシールの上に、もう一枚、縦型のシールが
貼られています。そちらは「料金後納 ゆうメール」と
出ています。日本の料金体系がなぜかここで
適用されているのですね。

よくよくこのシールを見ると、そこには
RM Netherlands BVというオランダの会社名と住所があり、
その真下には日本の物流会社の名称と住所があります。
どうやらオランダ経由でこの雑誌は届いたようです。
しかもオランダでこの日本語付料金シールを添付したようなのですね。

ところでRM Netherlands BVのHPを見ると、創立は1999年。
郵便物のソリューションプロバイダーと出ています。
ちなみにオランダ語のBVはBeslote Vennootschap(非公開株式会社)のことです。

この企業名の下にはContainerweg 7という通り名と
Waddinxveenという地名も書かれています。
Google Mapで検索したところ、本当にありました(いえ、
無い方がおかしいのはわかっているのですが・・・)。
チーズで有名なゴーダの近くにある街のようです。

さらにマップをズームしてみると、ここは倉庫などが
ある地域らしいです。だからコンテナ通りなのでしょうね。
ストリート・ビューで見てみると、やはりそうでした。
そっか~、私宛の雑誌はいったんイギリスからこの倉庫へ届き、
仕分けされて日本まで届いたのか~と感慨深くなります。

ちなみに封筒の裏にはバーコードが貼られていました。
このバーコードで大量の郵便物の中からこの雑誌が
振り分けられ、こうして日本まで届いたのですよね。

たった1枚の封筒でイギリス→オランダ→日本の旅を
楽しめました!
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