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「すぐ使える英語表現」更新のお知らせ [掲載]

第263回は see eye to eye (考えが一致する)
というフレーズです。

https://www.hicareer.jp/inter/housou/22400.html

どうぞよろしくお願いいたします。

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failure to communicate [英語]


昨日、コミュニケーションについて調べていたところ、
おもしろいフレーズに出会いました。

"What we've got here is ... failure to communicate"

出典は「暴力脱獄」(Cool Hand Luke)という1967年の
アメリカ映画。ポール・ニューマン主演です。
訳文を調べたところ、「我々の意思の疎通が欠けていたようだ」でした。
確かに、いかに言葉を尽くして説明しても、うまく
通じないときは伝わらないものです。それを
failure to communicateと表しているのですね。

ところでQuorumという興味深いサイトを見つけました。
もし親子コミュニケーションに悩んでおられる方がいらっしゃったら
参考になるかもしれません:

https://oyadachi.quorum.jp/

ちなみに英語のcommunicateはcommunic-(共有の)が語源です。
お互いに時間とことばを共有して初めて、
意思疎通はできるのだと痛感します。
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本に癒される [日々の暮らし]


2021年は何かとバタバタしてしまい、読書や芸術への
ふれあいが実に二の次になっていました。仕事などが
忙しかったので、優先順位が低くなったのですね。
でも、そのせいで随分精神的に枯渇してしまいました。
大いに反省しましたね。

昨日、授業後に久しぶりに時間が空いたこともあり、
大学図書館へ。コロナでしばらく研究個室が使えなかったの
ですが、また利用可となりました。そこで
お昼過ぎから数時間籠ったのでした。

家から持参した新聞を始め、大学構内でもらった
ミュージアムのチラシを読み、要返却本の本にも
目を通すなど、ひたすら活字と戯れました。
「あ~、私に欠如していたのは、この大好きな活字との
ひとときだったんだなあ」としみじみ。
書籍の世界にどっぷりと浸かっていれば、
ややこしいことや気が重くなるようなことなど忘れられるのです。

私が敬愛する精神科医の故・神谷美恵子先生は、若い頃
結核にかかりました。その時の母君の反応は、
「うちはそんな家系じゃないよ」という忌み嫌うことば。
当時、結核は不治の病で世間から忌避されていたのです。

先生は一人軽井沢へ療養へ出かけ、世の中から隔離されて
治療に専念されます。人との接触はほぼ無く、食事は
世話人の方が小窓の外に置いてくれるというものでした。
先生は、「カラスの鳴き声が人の話し声に聞こえた」と言うほど、
寂しく過ごされたそうです。

けれども、古今東西の古典を大量に読み、
古典を原書で読むためにギリシャ語や
ラテン語なども独学で学ばれたそうです。
そのようにして本の世界に没頭したおかげで、
結核は治った、と綴っておられます。

苦しみにのまれる代わりに、人を別世界へと連れていってくれる本。
私も昨日、書籍から大いに生きる力を得たのでした。
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ガスコンロ変遷 [日々の暮らし]


1年近く前に引っ越しをした際、かなりのモノを
処分しました。元々少ないモノでスッキリ暮らしたいと
思っていましたので、ちょうど良いきっかけでした。

手放したものの一つに「ガスコンロ」があります。
グリル付きでコンロ2口タイプです。かなり
古くなってきたので、安全面から考えても買い替えの時期でした。

魚焼きグリルもお魚やパンを焼く際に活用していましたが、
トースターを買ったこともあり、パン焼きとしての利用は
無くなりました。一方、魚焼きに関しては、網を洗うのが
毎回しんどかったのが正直なところです。

このような理由からガスコンロとはサヨナラしたのですね。
代わりにカセットコンロを使うことにしました。

カセットコンロは防災用にあると便利なのはもちろん、
卓上で鍋料理を楽しむ際にも活用できます。
ガスボンベもお手頃価格なので、ガスコンロが無くても
大丈夫と思えたのです。転居先のガスコンロ置き場に
カセットコンロ(1口タイプです)をセットし、
その上にカバー台を置くことで、作業スペースが新たにできました。

ところが!

1年ほどこれでやってみたのですが、やはりガスコンロが必要
との結論に至ったのです。理由は、

「長時間の調理だと、ガスボンベがすぐに無くなる。
あるいは、調理中に火力が弱まってしまう」

というものでした。また、いくら格安とは言え、
その都度ガスボンベを買いに行ったり、常にストックを
気にかけたりするのも煩雑。

というわけで、先日、ガスコンロを買いました。
ただし「一口コンロ」というシンプルなものです。
魚焼きグリルは1年使わなくても済んだので、私には
不要なのは明らか。魚はオーブンで焼けます。

購入時に忘れてならないのは接続用のホース。
この2点を通販サイトで購入しました。到着は
間もなくです。楽しみ!

ところでイギリスの一口コンロ、いかにも質実剛健という
デザインです:

https://www.gasproducts.co.uk/foker-cast-iron-single-burner-gas-boiling-ring-fk003010.html

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「通訳者のひよこたちへ」更新のお知らせ [掲載]

「通訳者のひよこたちへ」第523回がアップされました。
タイトルは「反省つづくよ、どこまでも」、書籍紹介は
「ダントツになりたいなら、『たったひとつの確実な技術』を
教えよう」(エリック・ベルトランド・ラーセン著、山口真由監修、
鹿田昌美訳、飛鳥新社、2015年)
を取り上げています。

https://www.hicareer.jp/inter/hiyoko/22387.html

お時間がございましたらご一読いただければ幸いです。

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ナゼひらがな? [日々の暮らし]

相変わらず食品パッケージをしげしげと読んでいます。
ここまでくると趣味です。

先日買った食パンに以下の表記がありました:

「だいじな人の毎日に。
おいしさと、あんしんをお届けする、○○、です。」

〇〇の部分は商品名なので、ここでは割愛。

気になったのは、ナゼ漢字が「毎日」「お届け」「○○(商品名)」だけで、
それ以外はひらがななのか、です。

しかも句読点は「毎日に」の後が句点の丸。
「おいしさと」「お届けする」および商品名の後に
読点(、)が来ています。

フツーの書き方なら、

「大事な人の毎日に。(←ここは句点でも良し)
おいしさと安心をお届けする○○です。」

という感じでしょうか?

食パンの袋のこの文章を眺めながら、
「うーん、メーカー側は何かを訴えたかったはず。
この句読点やひらがなにはどのような思いが
込められているのだろう?」とあれこれ考えたくなります。

製造部門やマーケティング部門など、会社には大勢が
働いていますよね。広告代理店と話し合いを重ねながら
その思いをパッケージに反映させたのでしょう。

こうしたイメージ文章も私は好きなのですが、その一方で
イギリスのパンのようにダイレクトに商品そのものを
押し出すデザインにも惹かれます:

https://www.hovis.co.uk/soft-white-bread/thick-sliced

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タイのFM番組に出演しました [掲載]


タイのGood Morning ASEANに1月7日(金)に出演いたしました。

今月は「マンホールお守り」と「牛乳、消費お願い」
というトピックをZOOM経由でレポートしました。

https://www.facebook.com/GoodMorningASEAN/?hc_ref=ARRYzcSNzYUuAoSy0lloaaYftoa-vd6HvQJmRmayDmvVvPDyDdLO89Cs6frjQeewExs&ref=nf_target&__tn__=kC-R

1月6日15:03付の動画。右側タイムコード「-55.53」あたりからです。
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**御礼**ATP Cup 2022 [仕事]


男子テニス国別対抗戦ATP Cup 2022の通訳業務。
今年で3年目です。昨日、決勝戦・カナダ対スペインの
試合が行われ、カナダが初勝利を収めました。

年が明けてから数回、選手のオンコートインタビューに
携わり、昨日は優勝チームのインタビュー及び
表彰式を同時通訳させていただきました。

番組中に通訳をお聞きくださり、コメントをお寄せ下さった
みなさま、ありがとうございました。日ごろニュースの通訳に
携わる私にとって、ライブのスポーツ中継の通訳も
非常にやりがいのあるものでした。選手たちの活躍を
リアルタイムで見て、勝利の喜びを通訳する。
この躍動感を体験することができ、ありがたく思っております。

引き続き通訳トレーニングに精進し、また来年、
携われるよう努力を続けたいと思っております。
もちろん、自分自身の健康維持も!

ありがとうございました!!!

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さまよえる通訳者 [仕事]


オペラは好きですが、ワーグナーで知っているのは
「ニュルンベルクのマイスタージンガー」の『序曲』のみです。
「さまえよえるオランダ人」は観ておりません、念のため。

と、タイトルだけ勝手に拝借した本日のブログ。
キーワードは「逡巡」です。

ええ、本番の同時通訳中に「どの単語を使うか?」と
瞬間的に悩むことなど日常茶飯事。先日のATPカップ
同時通訳でも「『準決勝』と訳す?それとも
そのまま『セミファイナル』で良い?」と考えあぐねたり
するのです。迷っていたら、1分強のオンコートインタビューなど
あっという間に終わってしまいます。というわけで、
「悩むよりも言うべし!!」となります。

さて、本日の「さまよい」は訳語についてではありません。
実はATPカップの決勝戦が9日(日)夕方からなのですが、早朝に
他局で放送通訳業務があります。
我が家から都内までは1時間以上かかりますので、
早朝シフトが明けてからの選択肢は、

*一目散に自宅へ戻り、家事をしてからまた
夕方のテニス入り時間めがけて出発

*自宅への往復がもったいないので、ホテルのデイユースを
使う

の2択となります。

当初私は「ホテルデイユース」を考え、アクセスの良い
ビジネスホテルを予約しました。そこで一旦休憩したり、
仕事をしたりできますよね。名案だと思いました。

しかし!

前日の土曜日に、とあることに気づいたのです。

「丸一日、家を空けてしまうと、家事が滞る
(特に洗濯、買い物などなど)。うーん、困った!」

というわけで、キャンセル料860円を払って
ホテルのデイユースは取りやめ。ニュースの通訳を終えたら
一旦ダッシュで戻り、家事をやって再び
テニス通訳へ向かいます。

ゆえに「さまよえる通訳者」というわけです。
思考も肉体もさまよい状態。あ、でも「さまよえるオランダ人」の
原題はDer Fliegende Hollander(ドイツ語)で、
英語ではFlying Dutchmanとなります。
通訳者は陸路をさまよいますが、空は飛べません。

飛べたら時間節約になりそうですが。
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手のひら通訳 [仕事]

今週に入ってからAbema TVで放映されているテニスの
男子国別選手権ATP Cup 2022の同時通訳を担当しています。
選手の優勝インタビューです。

日本と豪州シドニーは時差が2時間。よって、
昼間開催の試合と夜開催の試合いずれも、ほとんど
日本と時間は変わりません。試合中は控室で試合の
展開をPCで見つつ、日本語の実況中継および解説を聞き、
ネットで選手のデータを調べたりして過ごします。
朝から真夜中までの業務ですが、同時通訳をしている瞬間以外は
待機です。

日ごろニュースの同時通訳に携わる私は、
特派員が取材をしてきた数分間のレポートを通訳するのが
大好きです。わずか2分ぐらいの長さですが、
各記者が原稿を練りに練って作り上げ、それを
映像とともに合わせて読み上げているのですよね。
画面の流れと特派員の文言を日本語同通でもなるべく
ずらさず、レポートの「意図」を伝えたいと思って
通訳をしています。

こうしたニュース通訳も気合が入るのですが、
今回のような試合直後のインタビューなども燃えます。
何しろ選手はわずか数分前に勝利を手にしたばかり。
汗だくで息がまだ弾む中、喜びを体で感じながら
テレビカメラの前に立ち、取材側の質問に答えるのです。
勝った嬉しさ、ファンへの感謝、試合中に苦労したことなど、
色々な思いが選手の頭の中にはあるはずです。
それを出来る限り同時通訳で伝えたいと思うのですね。

同時通訳では「何も足さず何も引かず」が良し、という
考え方があります。でもこれも状況によりけりだと私は思います。
全てを訳出することに集中し過ぎて、選手の喜びを
同時通訳者の声に反映させなければ、あまりにも
無味乾燥になってしまう。一方、全訳にこだわり過ぎて、
選手なのか記者のどちらなのかわからないように
なってしまうのも興ざめです。

ゆえに私の場合、「とにかく画面の発言者の
タイミングとぴったり合わせること」を死守しています。

最近はスマートフォンですら音声認識ができます。
手のひらのスマホ上で同時通訳ができる時代も
そう遠くないでしょう。デジタルの能力は人間に比べれば
無限大にありますので、単語力・構文力などでヒトが
追いつくことはできません。

だからこそ、「気持ち」を汲み取り、同通に反映させたいと
思います。

ATP Cup 2022決勝戦は明日9日夕方からです。
集中力を研ぎ澄まして臨みたいと思います。
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