2022年の課題 [日々の暮らし]
コミュニケーションの仕事をしている割には、私自身の
意思疎通に関する課題はまだまだ多いと感じます。
あれだけ業務でことばをたくさん発しているのに、
肝心な時にうまく伝達できないことが日常生活では
あるのですね。
「これを言ったらマズイかな?」
「やはりここは我慢した方が良いかも」
という具合。要は、自分がその場で感じたことを
「その瞬間に」うまく表現できないのです。
そうしたモヤモヤも自分なりに昇華してやり過ごせれば大事には至りません。
でも自分の心の中で整頓できない。
家の中は断捨離して片付けしてスッキリと暮らせて
いるのに、自分の気持ちがグチャグチャというのは
大いなる矛盾。我ながら苦笑します。
では、そういう時にどうするか?
やはりあきらめないで何とかするしかありません。
もし表面的にポーカーフェイスでいたとて、
積み重なった苦しみに圧倒されてしまうでしょう。
ゆえに何かしらのアクションをとることが肝心になります。
認知行動療法の専門家・大野裕先生は、
「私たちは人生のなかで苦しい状況に直面する。
そうしたときに、あきらめないで工夫を」
と述べておられます。
袋小路に至っても、考えて工夫して行動してみる。
行動せずに苦しむのではなく、動いてみる。
その後、また考えていけばよいのです。
2022年の私の課題です。
(日本経済新聞朝刊 2022年1月4日火曜日)
2022-01-06 00:00
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