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空耳 [日々の暮らし]

自宅待機となってから、数週間が経ちました。

我が家の窓から見える景色は今までのまま。
お隣の家の屋根もバルコニーも電線も道路も、何一つ変わりません。

新緑が美しく芽吹き、暖かな空気が肌に感じられます。
聞こえてくるのは鳥の鳴き声と、遠くを走る高速道路の車の音ぐらい。
子どもたちの元気な声が聞こえてくると、ああ、まだ人々がちゃんと
生活しているのだなと嬉しくなります。

かつてあれほど騒々しく思えた選挙カーやチリ紙交換車は
全く通らなくなりました。

ごくまれに自衛隊の航空機やヘリが上空を飛んでいきます。
遠くから音が聞こえてくると、珍しさと嬉しさのあまり、
西側の窓を開けて上空を見上げたくなるほどです。

午前と午後の合計2回、自治体の防災無線が流れます。
コロナへの注意呼びかけです。

先ほど、遠い向こうからかすかに学校のチャイム音が聞こえてきました。
キンコンカンコンというあの音です。
16時ぴったりの時間でした。

でも、ひょっとしたら空耳だったのかもしれません。
学校は休校のはず、ですから。

私自身が、日常生活が戻ることを渇望するあまり、
何かの物音に音階をつけて、チャイム音と勘違いしたのでしょう。

さあ、仕事に戻ります。
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