SSブログ

ボルグ対マッケンロー [日々の暮らし]

子どもの頃暮らしていたイギリス時代の1980年。
テニスのウィンブルドン、全英選手権で歴史的な
男子決勝が行われました。ボルグ対マッケンローです。
今でもあの熱戦以上の試合はないと語り継がれるほど、伝説的な試合です。

私にとってこの試合は今でも強烈に記憶に残っています。
感情をあらわにするマッケンローに対して、
いつまでも冷静沈着なボルグ。数時間にわたる死闘は
手に汗握るものでした。

イギリスでは毎年夏になると誰もがウィンブルドンに注目します。
夜遅くまで日が沈まず、長いあの冬はどこへとやら。
素晴らしい陽気が続きます。いつまでも夏が続けばなあと
子ども心に思いましたね。けれどもウィンブルドンが終わり、
ゴルフの全英オープンが終了すると、少しずつ秋めいてくるのが
イギリスです。

1980年夏。私はようやくなじんだイギリスの現地校をやめて
日本へ戻ることが決まっていました。
普段は厳しい女子校の先生方も、ボルグ対マッケンローの
試合だけは学校のテレビを付けて見せて下さいました。
クラスメートとハラハラしながらテレビ画面にくぎ付けとなる
一方、試合が終盤に差し掛かるにつれて時間の経過が
ひしひしと感じられます。「ああ、これで
また一歩、帰国へ近づいてしまった」と私は思いました。
それぐらい帰りたくなかったのです。

ところであの名試合がこのたび映画化されています。
フィクションではありますが、テーマはボルグ対マッケンローの
決勝戦です。10月末にロンドンを訪れたとき、ちょうど
封切られていました。詳細はこちら:

https://www.curzonartificialeye.com/borg-vs-mcenroe/

日本での公開が待ち遠しいです。
コメント(0) 

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

Facebook コメント

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。