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良い意味での諦観 [日々の暮らし]

随分前に企業経営者の自伝ばかり読み漁った時期があります。
リーダーとはどうあるべきか、部下をどう導くべきか
という内容は、授業運営をする私にとって大いに参考となりました。
と同時に、仕事観・使命感についても学ぶことができました。
どの経営者もそれぞれ多大な苦労をしておられます。それでも
世のため人のために動いておられることが書物からにじみ出ていたのです。

何人かのトップの方で共通している習慣に「朝の散歩」が
あります。多忙であっても早起きをして近所を歩く。
歩きながら事のことを考えたり、人生について思いを
巡らせたりしておられることがわかりました。

私は以前マラソンに凝っていたのですが、関節を痛めて以来、
ウォーキングです。走ることばかりにこだわっていたころは、
「歩く=もどかしい」という印象を抱いていました。もっとも、
そんなせっかちさゆえにストレッチを怠り、関節痛になったわけでも
あるのですが。

ドクターストップがかかったときは、生きがいと半ば化しつつあった
マラソンを諦めることに残念な思いを抱きました。
一生に一度で良いからホノルルマラソンに出てみたいと思い、
何歳までには出場するといった夢も抱いていたからです。

けれども、そうなってしまった以上、悔やんでも体調が元に
戻るわけではないのですよね。さっさと達観して次の計画を
立てる方が建設的です。昔、父に「早苗は転んでもタダでは
起きない」という言葉をかけられ、それが私には励みとなっています。

失ってしまったことに拘泥しても一歩も進めず。
さりとて、古き良き思い出だけにしがみついていても、
そこから動けず。

そうなるとやはり「今、この瞬間」を見つめるのが最善なのでしょう。
朝、ひんやりとした空気を一身に浴びて静かな通りを歩きながら、
そうした良い意味での諦観と元気を得られるのが、私にとっての
早朝ウォーキングです。
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